2015/08/16 ふざけてしまうバドミントン 考える力の無い子

上達しない子と上達する子の違いは、試合に勝ちたいから練習する子と、練習は練習、試合は試合と、練習と試合が別々になっている子の違いでもあるように思う。試合で●●のショットを使えるようにしたいから、練習するのか?練習で●●をやったから試合で使ってみるのか?この違いは大きい。体格も運動神経も並なら、頭使うしかないんだけどな。

シングルスのサーブは高くそして奥へ。これが基本だよと、低空サーブばかりを打つ子に話す。直後は高いサーブを練習していたが、試合になるとまた低空サーブばかり使い始めた。練習でやったことをなぜそこで活かさないのか?本人に聞いてみるとぽかんとしてた。アドバイスは練習中のみに活かされて、試合には活かされない。相手が弱い相手なら尚更、練習したものを試してみる良い機会なのにそれをやらない。強くならないのは当然か。

それでもその子を強くしてあげたい気持ちがある。こういった学習能力、練習能力の低い子でも、もうワンランク上の相手にも勝てるようにするには、どうしたら良いのか?本当に悩む。練習内容は同じ、練習頻度も同じ、体型も運動能力もそれほど大差ないのに、どんどんみんなに抜かれていく。取り組み方、意識のもち方。心と頭の問題なんだろうけど、実に難しい。学習障害があると思って伝えるべきなのかも。

考える力の無い子に、考えろと言っても駄目なんだろうな。何を考えれば良いのかを考える力が無いから。最初は、考える項目を提示してあげるようにする。出来たのか、出来なかったのか?何を言われたのか?何と何がつながっているのか?おそらく細かなパーツはわかっている。あとはそれを組み合わせるパズル部分の楽しさをわかってもらうことが学習能力の無い子には大切なのではないかな。遊びの延長というスタンスは必須。

半面での3点ゲームを子供たちが楽しそうにやっているけど、実際のコートの幅のものとは大きく異なる。そこで、相手のミスショットは点数に入れずに、自分が点数を取ったものだけをカウントするようにする方が良い気がする。半面での練習で攻め切る。決めきる事を練習する。

言われてないからやらない。やった方が良い事なのに、こんなところでほんのちょっづつサボる。この意識でどれだけ損をしているのか?やった方が良いと思う事は、言われなくてもやれと思う。ほんのちょっとのがんばりで良いのだから。

ほんのちょっとルールが変わっただけで、不快な態度をとる。今までの正義(ルール)がすべてなのかと問いたい。トラブルを起こす人の多くが、正義を振りかざす。場所と環境、そして時が変わればルールも変化するのに。心にキャパが無い。痛い人にしかならないぞ。

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