大人と打っても上手くならないのか？　ジュニアのバドミントン　－ジュニアとシニアのバドミントン－

バドミントン教本やDVDのほとんどが、骨格や筋力の出来上がった人向けに出来ている。ジュニアやシニアには少しハードルが高い。教科書に書いてある部分のちょっと前の部分。前提部分が足りていない子供やシニアのバドミントンはスタートラインを変える必要がある。 そこで、シニアの自分と、ジュニアな息子の練習を通じて、細かな部分にメスをいれていく。

子供を動かすには何が必要か？「だからお前は負けるんだよ！」では動かない。「〇〇をすればお前の力なら勝てるよ！」にしてあげる。「不快」な部分に結びつけるのではなく、具体的に「快」の部分に結び付ける声掛け一つで、子供は動き出す。

「やってみせて、言って聞かせて、やらせてみて、 ほめてやらねば人は動かじ。話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。」by 山本 五十六

クラブに関わっていけばいくほど、そこでの人間関係が難しいものだと思えてくる。なぜかいつもトラブルを起こす人が存在するから。トラブルを起こす張本人に悪気があるわけではない。いつも正論を語っているだけなんだと思う。でもその正論は他の人からすれば正論ではない事もある事に気が付かない。トラブルは正論と正論、正義と正義がぶつかる時に起こる。「私間違ってるかな？」「でも〇〇でしょ。」「それは違う」が口癖の人は要注意。

大人が混じって試合をする。これで伸びる子とそうでない子がいる。大人が自分より１段上のレベルであれば、子供は伸びる。２段も３段も上だとあまり意味が無い。階段は確実に１歩づつ登らないと途中で転んで転げ落ち大けがのもと。一方、ノックなどはレベルの高い人が行うほど子供は伸びる。