2015/10/05 ミスショットの9割は準備不足 ミスを減らすバドミントン

ジュニアの子たちのヘアピンをじっくり観察してみた。うまく行かない時と、行くときと何をどう変えれば良いのかがあまりはっきりしていないようだった。単に、ヘアピンが打ちやすい球が来た場合にうまく返せるといった感じがほとんどかなと。足の運び、ラケットの振り方などで微調整をしているが、それ以外の部分に目を向けている子はあまりいないようだった。

逆に言えば、直前にコーチから言われた部分のみに意識が行き過ぎているとも言える。もちろん初心者や練習の序盤はそれで良いのだが、形が頭に入ったら、一部だけに意識するのではなく全体との統合も意識してもらいたいところ。難しいのかもしれないけど。コルク意識してますか?ラケットヘッドの軌道は良いですか?振る前の腕の準備できていますか?手首の角度、意識して調整していますか?

試合中には、出来ない細かな確認事項を、手投げノックなどできっちり練習できているかどうか?これが自分の型を安定されるために大切な練習なんですよね。ちなみに、ミスをするときのほとんどが、足でも振り方でもなく、ラケットの準備が出来ていないからだと感じた。準備が出来ていないから急ぐ。そしてミスをする。準備するスピードと準備の効率化、この辺がジュニアの子はやはり子供なんですよね。準備力が低いのが子供でもありますからね。

ヘアピンでもラケットを横に引き、斜め前に出す。アイーンの形をしっかりスピーディに準備し、そこから斜め前にラケットを押し出す。横に準備し、斜め前に押し出す。準備さえ整っていればフォアもバックもこれで、クロスヘアピンもストレートヘアピンも、アタックロブも同じように打てる。もちろん下半身が準備出来ている事も重要ですが、動きながら打つ前に、形をしみ込ませる事も大切。型が安定してきたらそれを動きながらも維持する練習をすれば良いですからね。




バドミントン旅行が出来る宿