2015/10/08 負けパターンはだいたい決まっている ジュニアのバドミントン

ジュニアの子供のバドミントンの試合をみていると負けパターンはだいたい決まっているように思う。もともと精度の低いショットが悪い流れの中でますます入らなくなってくる感じになる。精度が低いショットと高いショット。これを子供自身が把握していないのも一つの負ける要因なんです。

序盤は体の疲れもなく精度の低いショットがたまたま入っているが、後半になると疲労と共に精度がやはり落ちてアウトやミスを連発する。自分ではさっきまで出来ていたのに入らなくなってイライラする。場合によっては、精度の低いショットを繰り返し入れる事にこだわりはじめる。試合中に練習が始まってしまうのです。もちろんそんな短時間で解決できるものではないから「精度が低い」ショットになっているのですからイライラは募るばかり。徐々に集中力がきれ、心も折れて敗戦する。

自分のショットの精度が低いものは、自分の疲労と共にミスが多くなる。この事をしっかりわかっていれば、精度を保つ練習をしたり、きわどいコースを選択せず、相手を揺さぶる程度のコースにおさめるなどしたい。冷静に考えれば答えはシンプル。しかし子供は冷静に考えられないので、サイドコーチがしっかり精度の低いショットの選択について提言してあげる事が大切になってくるのかなと。状況判断能力はコーチと共に作り上げていく。相手の弱点以上に、自分の弱点をどうするか?ここがジュニアの時期には考えたい。練習を沢山できるこの時期に。

自分の精度の高いショットは、何もしないでもどんどん強化されていく。あとは、それをうまく活用する打ち回しを覚えればよい。一方で制度の低いショットはそのまま放置すればそのままの状態。打ち方やフォーム、シャトルへの入り方、準備の仕方など、基本的な部分でつまづいているので、成長が難しい。足し算が出来ないと算数は難しいのと同じように、基礎の部分の見直しが必要。自然に出来る事と、自然には出来ない事。これが得意と不得意の差ですから、不自然な部分をみつけてあげる。これは個々によって異なるので全体練習では難しいので個別特訓でやりたいものではあります。



バドミントン旅行が出来る宿