2015/10/12 バドミントンのショートサーブ アドバイスで混乱した後に

ショートサーブが苦手な子が「助けて~」という眼差しでこちらをみていた。まずは打ってみよとうなづいてみた。自信がない様子がサーブを打つその姿からはっきりと伝わってくる。何本か打つ中で、本人もあれこれ工夫してる姿が伝わってくる。しかし、解決策がわからない。そしてまたこちらに「助けて~」の眼差し。この段階になったのでいよいよヘルプ開始。最初は助けない。答えを先に言ってしまうと、修正力が育たない。

この子に関しては、ショートサーブが入らない原因は、あれこれ試し過ぎて、頭の中が整理できなくなっていたからでした。いろんな人にいろんな教えを乞いてきたんだろうなと。どの人が言っている事も間違ってはいない。でも合う合わないはある。この「合う合わない」をもって不要なもの捨てられないと、自分だけの答えを見つけることは出来ない。今回の問題の結論としては、うまく入った形を再現する。これだけ。打つ前と打った後のラケットの軌道を一定にする。振はじめと振り終わりを決めてもらったら随分と安定するようになった。

ただし、それでも時々変なサーブミスをするのですが、そこは気にしないでとひとまず軌道の練習のみしてもらった。本人の顔色が随分と自信がついてきたタイミングをみて、この変なサーブミスの原因と解決策を伝えた。ラケットのどこにコルクが当たっているのか?これを意識して練習してもらった。根っこだとどうなるのか?先端だとどうなるのか?真ん中ならどうなるのか?真ん中よりちょっと上ならどうなるのか?一つ一つ確認してもらい。どれが良いサーブになったか?これを肌で感じてもらった。答えは自分で見つけたようなので、あとは練習するだけだねと言って私の出番は終わった。

あれこれ試した上での、自分の答えの発見。これでこの子は問題解決のプロセスを体験できた。ジュニアの子供には特にこの自己解決のプロセス部分を大切に育てて欲しいと思う。バドミントンは本当に周りの人がいろんなアドバイスをくれる。それをどう処理していくのか?早いうちに身に付けて欲しいから。



バドミントン旅行が出来る宿