2015/10/13 幸せになるバドミントンと不幸になるバドミントン

どれだけ具体的に練習内容を示すか?この違いで本当に子供たちの反応は変わってくる。素振り一つにしても、どこを意識し、何回やるのか?スピードはどのくらいにするのか?空いている時間に何をするのか?単にトレーニングしていてね。というのではなく縄跳び200回。飛び方は自由。など具体的に数と共に指示を出すと子供はそれをクリアしようと頑張り始める。具体的でないと面倒くさそうにトレーニングを行ってしまう。

さらには、そのトレーニングがバドミントンのどこに活きてくるのか?点数でいうと何点くらいプラスとして現れてくるものなのか?ここまで伝えてあげるとより良い。同じトレーニング時間でも子供の意識が変わり、暇つぶしではなく、バドミントンが上手くなるため、強くなるためのトレーニングであることを意識づけられる。大人なら当たり前の事でも、子供にとっては当たり前ではない。最初は大人が伝え、徐々に上級生が下級生に伝えてくれるようになるとチーム全体がより良くなる。

自分が取得したバドミントンの知識や技術、そして、そこへ至るまでの練習方法や成功例、失敗例を上級生が下級生に伝える姿がどんどんと増えてきてほしい。大人はきっかけ作りと、子供だけでは解決しない難題にぶち当たった時にフォローするくらいで良いのだと思う。自分たちで自分たちを強く出来るチーム。一気に伸びるチームにはこいうスタイルがある。下級生や初心者がバドミントンの先輩への「尊敬」「感謝」という大切な幸せをつかむ心も確実に育ちます。

コーチがいないから、練習相手がいないから、練習場所がとれないからと「足りない足りない病」になってしまう前に、今ある環境でも、もっともっとうまくなれる。この事を感じ取れるようにもなって欲しい。不幸の始まりは「不足感」。保護者も含め「足りない病」は不幸の始まりだと認識して、練習に取り組んでほしい。「他の強いチームは〇〇でやってるのでうちも〇〇にしましょうよ?」こんな自分の子供の練習内容にしか興味がない「足りない病」を練習中に言って来る暇があったら、要望は練習の後にして、全体の練習がもっと捗るようにサポートして欲しい。出来る事が無くなったり、許容範囲を超えたら自然と次の段階へとステップアップするものです。




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