2015/10/15 逆転勝利のために意識したい3点 バドミントンで勝つ方法

バドミントンで競り負ける事が多い子の特徴として最後の3点への意識が低い事がある。21点までの最後の3点、つまり19点目を先に相手に取らせないように、こちらが先に19点目を取る意識。簡単に19点目をあげてしまうと相手のスーパーショット+ネットイン+フレームショットでほぼ抵抗できない状態で試合終了となることもある。19点さえ先にとっていればあと1点だけ死守すれば、少なくともセッティングに持ち込める。こういう事からも19点目は特別だと考えたい。ほぼ互角の展開なら必ず死守すべき19点目。

3点という観点でもうひとつ言える事。それは相手との点差を3点差以内で展開したいということ。先にもいったように3点まではスーパーショット、ネットイン、フレームショットで点差が簡単に動く。相手もそうだし、自分にとってもこの3つは試合中にほぼ必ず出てくるもの。1点に一喜一憂するのではなく、全体の流れの中で、点差をしっかり見極める。3点以上差を空けられたら3点差まで必死で取り戻しにいく。逆に3点差をつけたのならここからは、慎重になりすぎず冒険、チャレンジをしながら相手の嫌がる事をひたすら続ける。相手を絶望させるために隠し玉もここで使う。

ダブルスでの点数の重ね方については、弱い方を狙うのがセオリーではあるが、時々、確変し絶好調な時がある。そんな時は、最後にミスをした方を狙えばよい。ミスの原因のほとんどが準備不足。ミスをする人の集中力が切れている事が多い。強いひとでも集中していなければポカを連発する。点数を一気に重ねたい場合には、最後にミスをした人を狙えば良い。ミスをしなくなったらセオリー通り弱い方を狙う。一方的にこちらのパートナーがミスをしている場合は、球回しを変え、まずはゆっくりとした展開に持ち込む。集中力が欠けている時ほど、早い展開のラリーでミスをおかすからです。

また、試合中に、自分が何をやってもうまく行く状態、絶好調になっている時は、サーブのテンポをあげて、どんどん試合を進めていく。絶好調の時間、つまりは集中状態(ゾーン)はそれほど長くは続かない。だからこそその時間内に出来るだけ多くのラリーを行ってしまうようにする。ダブルスでパートナーがこのゾーンに入ったのなら、自分は少し苦しくても、テンポを落とさず、試合を進める。

相手がゾーンに入っている時は、先にも書いているように、テンポをゆっくりにし、ゾーンから抜けるのを待つ。自分がミスをして気持ちの整理のために相手のサーブに待ったをかけるように時間稼ぎをすること以上に、相手と自分の集中状態にあわせてテンポを変える方が効果的。完全に集中できていない時間帯の方が多い。これが試合です。1セットは約15分。超集中状態(2分)、軽い集中状態(3分)、普通の集中状態(8分)、散漫な状態(2分)。

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