2015/10/22 前衛でシャトルに触れない人の特徴 バドミントンのダブルス

ジュニアの子のダブルスをみていて、前衛がシャトルに触れる回数が本当に少ないなと感じる。相手から返って来たシャトルを拾う事しか考えていないのが原因。プレーが受け身なのです。極端な話、それは後衛に任せてしまえば良い。

後衛はシャトルを自分でどこに打つのか、前衛はどこにいるのか?すべて見えているわけです。相手のリターンについても予測がつきやすい。後衛はシングルス的に出来るんです。

自分がラリーの主導権を握っていない前衛は、相手の体勢、ラケット位置、リターンの癖、そして、パートナーの体勢、癖などからどこに甘い球が返ってくるのかを予測し、そこに9割の意識を持って狙うくらいの意識が必要。

返って来たシャトルを返す姿勢を改めて、狙いを絞る。シングルスばかりやってきたジュニアの子にとって、その他を捨てるというのはなかなか難しいのかもしれないが、ダブルスは二人でやるものと早く割り切って欲しい。

相手がしっかりロブを奥まで返してきた場合、後衛の前は空いている。相手の体勢も十分に整う時間もある。相手の構えはバックハンドレシーブの構え。こんな時なら前衛はストレートにググッとよってネット前の落とすショットやドライブ気味のリターンを狙う。相手がフォアハンドレシーブの構えならリターンがクロスちっくにセンター付近に浮いて来るものを狙う。

一方で相手のロブが浅く低い場合なら、後衛の前はそれほど空いていない。相手の体勢も十分には整っていない。しっかりとしたリターンが返ってくる事は少ない。クロスに逃げたりと、かわそうとするショットの方が多い。

こんな時は、前衛は、後衛が前に出るスペースを空けてあげるのと同時に、相手がかわしに来るクロスのショットを狙い撃ちにする。相手の構えがフォアならクロスの高めのリターンを狙い。バックならセンターから外付近へのネット前リターンや低いドライブのクロスリターンを狙い撃ちする。

予測が外れたら慌てずネット前に落とすくらいの気持ちで良い。迷わない事。狙いだまを絞る事。前衛の仕事は大胆であるべき。前衛でシャトルに触れない人の特徴はこんなところです。一言でいうなら「張る」意識の欠如です。他にも、ラケットワークがのんびりしているというのもありますが、それはダブルスだけに限らないので、今回は触れません。大切ですが。。

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