2015/10/26 肩甲骨と肩の使い方の確認 バドミントンと野球の基本動作

バドミントンとは別件で、子供たちと野球をやったりサッカーをやったりBBQをしたりと休日を久々に満喫してきました。そんな中で、ボールを投げられない子が案外多いことに気が付きました。バドミントンと同じように、肩甲骨の使い方が出来ていないので投げれない子がほとんどでした。

ボールを投げられない子の多くが、腕を後ろに引く動作をやってしまう。肩甲骨が開かないので、腕が前に出ない状態です。そんな子供たちにレクチャーをしました。腕を横に引く、そしてそこから斜め前に腕を出す。腕は後ろに引くのはNGねと伝えたところ。最初は自分の動作の「当たり前の壁」があり悪い癖が抜けませんでした。

しかし、ものは試しにやってごらんと繰り返すうちに、「あれ?今、前に飛んだ!」この経験を積む中で、徐々に、腕の動きを覚えたようで、しっかり前にボールが飛ぶようになりました。これでしばらく見ていると、今度は次の要求がやってきました。ニヤリです。そう今度は左右のコントロールを付けたい、早い球が投げたいと言ってくるわけです。

肩甲骨の動きが理解できたので、次に肩と股関節の動きについてレクチャー。投げる前は、肩が後ろ、投げる時は、肩が自分の前。体のひねりの部分を伝えました。中には、また悪い癖である腕を後ろに引く動作が出てきてしまう子もいましたが、さっきの腕を横に引く動作をしながら肩を自分の後ろに回してもらうと、腕を後ろに引いたみたいな状態になりました。

これでこの子の勘違いが改善され、腕を後ろに引くのではなく、肩を後ろに回せば良い事が学習されました。腕は横に振る。投げる方の肩は目標に対して、準備の時は後ろで、投げる時は前。股関節は肩を動かせばある程度自然に動くのであえて伝えませんでしたが、随分と野球投げが出来るようになりました。

人間の基本動作は野球もバドミントンも同じという事です。手首の使い方、頭の位置、踏込の際の指の重心など細かな部分は、基本動作がしっかり身についてからやれば良いのです。最初から手首が、踏込が、などとやってしまうから基本動作がさらにおかしくなってしまうんです。まずは運動音痴にみられる基本動作の改善をするべきだという事です。筋力や柔軟の差は個々に大きく違いますが、骨格はほぼ同じなわけですからね。

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