2015/10/27 筋トレなしで素早く動く方法 バドミントンとランニング

珍しく妻がランニングに付き合うと言い出した。バドミントンのトレーニングではなくボウリングのトレーニングの一環ですが。運動の基本はランニング。こう私が子供たちに言い続けてきたのが、自分の試合が近いこともあり心に届いたようです。久々のランニングという事でひとまず1.5kmコースを一緒に走りました。

そのランニングする姿をみながら、せっかくトレーニングするなら走り方もしっかり覚えようという事で、体の使い方を教えました。腕を前後に振らない。腕は横に振る。バドミントンでもさんざん言ってきている事ですが、腕を前後に振ってもその力は前進力に還元されにくいのです。腕を横に振り、その振りに合わせて右左と体重を移動する。

腕の振りに合わせて上半身の体重を片足にのせる。これで体重が、片方の足にしっかり伝わるのです。ボルトの走り方と同じです。右左とふらつくように最初は感じるかもしれませんが、腕を横にふるタイミングをあわせると、腕の振りの反動で反対へと重心が移動し、軸が安定してきます。すばやく動くためには、上半身の体重をうまく活用するんです。古武術のように。

筋力で動くとどうしても、疲労の影響や、筋力の影響をうけてしまいますが、自分の体重を使うようにすると長時間安定して動けるようになります。バドミントンでも瞬間的な動作は、この上半身の体重を利用した重心の移動を使います。大人は筋力でカバーしがちですが、ジュニアやシニアのように、筋力がそれほど無い人は、筋トレの前に覚えたい事かなと思います。

ランニングの基本を伝えた妻は、1.5kmでは物足りないとさらに1.5km追加すると言い出したので合計3km走りに付き合いました。距離が延びたので、角を曲がる時の動作もあわせて伝えました。曲がる時は、頭をそちらに傾けてから曲がる。これだけですが、スピードを落とさず、しかも筋力を使わず曲がれることがわかってくれたようです。

ちなみに、今回の上半身の体重を利用したランニングの動作は、徒歩の時にも役立ちます。左右にかるく腕をふり体重を右左に移動する。曲がる時は頭から。視線はやや下を向く。これで街中で筋力をつかって踏ん張ってがんばって急いで歩いている人よりも早く歩けます。散歩や通勤などの際に、ぜひお試しください。街中ですました顔で恐ろしく早く歩く人がいたら私かもしれませんね。

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