2015/11/04 下半身の力を使えているかをチェック バドミントンの運動連鎖

下半身の使い方は、大きくわけて2種類。1つがフットワークのためのもの 1つがショットのためのもの です。フットワークについては、下半身の使い方という分類ではなく、単純にフットワークの分類で良いと思うので、ショットの際の下半身についてメモをしておく。

ショットにおける下半身の役割は、ショットの強さ、方向、角度など、ほぼすべてのショットの精度につながる。単純に走り込みやシャトルランなどをするだけでも向上が見込めるため、下半身の使い方については、多くのバドミントンプレーヤーが細かくチェックをしていない事が多い。

走り込みやシャトルラン、スクワット、腹筋、背筋、ジャンプといった下半身の持久、筋力トレーニングをしっかりこなしていても、それをシャトルに伝えるためには、下半身から上半身へと力を移動させていく必要がある。

運動神経の良い子であれば、下半身で溜めた力を本能的に上半身に伝える事が出来るため、「バドミントンが上手くなるための下半身の強化の重要性」が言わないでもわかっている。しかし、運動神経がまだまだ未発達な子にとっては、この下半身と上半身の連動が体感できていないため、下半身の強化がバドミントンが上手くなる事とリンクされていない事が多い。だからトレーニングもやりたがらないという悪循環に陥る。

まずはその子の素振りをみて、下半身の力を使っているのかを確認する事から始める。特に初心者や運動神経の未発達の子に多いのですが、腕を引いた時に、軸足が伸びきっている。または、膝の力が抜けている。膝付近が伸びていれば連動はまったくされていないと言って良い。上体はそのままで、軸足の膝を少しまげ、「溜めて、膝を伸ばす」素振りをする事が第一歩。

まだ体重移動の話はしない方が良い。体感できていないので形だけ真似をするからです。しっかり膝の曲げ伸ばしから覚えてもらう。注意点としては、膝を曲げる時に上半身の肘まで下げてしまう子も多いのでそこは見ておきたい。肘を下げると肩甲骨が閉じてしまいせっかくの下半身の力が肩でストップしてしまいます。まずは軸足を棒からバネにする事から始める。

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