2015/11/11 腰を回わせと言われたら肩と膝 バドミントンの運動連鎖

体を回転させる。よく「腰をひねりなさい。」と言われる事も多いですが、実際には、肩と膝の関係で腰が回るのです。バドミントンでラケットを引き腰を回す際、前の足の膝を回すようにすれば自然と腰の回転もついてきます。腰だけ回しても可動域が狭いためなかなか回りません。

一転、溜めから振りだしへと力を開放する時には、溜めた方の足の膝を回すようにすると腰が自然とまわります。さらにラケットに加速をプラスするには肩の回転を意識すれば良し。腰には背骨しか骨が無いため回転させようとしても難しいのです。回転を意識する際には、膝と肩を意識です。

膝の回転の練習は、どこでも出来ます。最初は、単純に両足をついて、内股にする練習を繰り返すと良いです。筋力が育っていなかったり、膝が堅かったりする場合は、ストレッチと筋力アップが見込めます。慣れてきたら、片方だけ膝を回し内股にする練習です。これが無意識でも出来るようになったらバドミントンの動きに近づけます。

コートの横を向くように両足をついた状態から、前足を一歩コート側に出す。その際、両足は、まだコートの横方向に向けておく。前足のつま先をコート側にはまだ向けない。先に後ろ足の膝を回し、コートの方につま先を徐々に向いてくる流れで、前足もコートの方に自然な感じで向くようにする。この前後が逆だと体はうまく回転しないし、回転力が上半身へと伝わりにくい。

ラケットをもった途端、シャトルを打つことが最優先され、足元のことが意識できなくなる事も多いです。ひとつひとつの体の運動連鎖のプロセスを確認するためにも、最初はラケットを置いての練習をおすすめします。

膝の回転が腰へと伝わり、そして肩へ。肘から手首、最終的にはラケットへと回転力が伝わるような運動神経回路の強化は、繰り返すしかありません。運動神経が無い人はいません。回路が育っていないだけ。育てましょう。家でも出来る練習ですしね。

バドミントン旅行が出来る宿