2015/11/12 どうしてあの子とやらなきゃいけないの? バドミントンと人間力

ジュニアの子供たちだけで練習を仕切ってもらうと、時々、ふてくされる子が出てくる。「どうして僕はあの子とやらなきゃいけないの?」「もっとうまい人とやりたいのに」こんな事を口には出さないが思っているようです。

まだまだその子も成長過程の段階ですから、うまい人とやればやるほど、うまくなれる事も確かです。バドミントンという面だけみればそれでも良いのかもしれない。しかし、私はこの事を少し残念に思ってしまう。自分より強くない人でも、その子より優れている部分をみれていないんだろうなと感じるからです。

あの子はまだ弱いけど、〇〇のショットの打ち方は上手なんだよね。あの子は始めたばかりなのに、〇〇が出来る。あの子は、試合中に、ずっと心を乱さない。あの子は、昨日まで出来なかった事が、もう出来るようになっている。あの子は、バドミントンはまだまだだけど、お話が上手。あの子の態度はいつも真面目で、そして誰にでも優しい。あの子は喧嘩をしても帰りにはちゃんと謝って仲直りできる。

一人ひとりがどんなバドミントンをしているのか?どんな成長をしているのか?どんな努力をしているのか?どんな良い面があるのか?こういった「人を見る目」を養ってもらいたいのです。強い弱い。上級者、初級者というくくりでばかり人を選らんでいては、「人を見る目」が育たないのです。

バドミントンは生涯にわたって出来るスポーツでもあります。成長するにつれ、いろんな人と出会う中で、人ときっちり交われる大人に成長してもらいたい。大人になってバドミントンする場所(居場所)が無くならないように、バドミントンを通じて、人間力も一緒に向上させていきたいものです。子供だけではなく私自身もまだまだなのですがね。。

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