2015/12/07 四隅を狙う練習での注意点 バドミントンと精度範囲

バドミントンではよく四隅を狙う練習をする。相手を動かす事で、ミスを誘発しやすいからです。しかし、この練習の際に、自らがサイドアウトをしてしまっては本来の目的と異なる結果が訪れてしまう。四隅のぎりぎりを狙えば、当然アウトになる確率も増える。アウトになれば相手の得点。この事をしっかり認識した上で練習をしないと試合で痛い目にあう。

四隅を狙う練習の際には、自分のショットがどの程度の精度でそこを狙えるのかを意識する。左右に30cm程度なのか?1mなのか?ピンポイントで狙える技術を磨きながらも、精度の範囲を知る。ぎりぎりのライン上を狙うと30%の確率でアウトであれば、100%アウトにならないためには、線の内側のどの辺りを狙えば良いのか?こういった練習もしておきたい。

前後についても同様ですが、前後の場合は、シャトルの状態、体育館の空調などの影響も受けやすいため、まずはサイドの精度をあげてから、前後はその都度、調整する感じが良い。ある種の勘も必要になってくるので、左右を優先して練習したい。四隅の練習になれてきたら、相手が右によっている時は、右は厳しめ、左は弛め。前に寄っているなら、前は厳しめ、裏は弛めなど、状況に応じて、「隅」の範囲を変更する感覚を身に付ければ良い。

あくまでも四隅を狙う練習は相手を移動しながら打たせることであり、決めきることでは無い。決めきる練習は、甘い球で行うことを優先した方が良い。四隅をついて相手からの甘いリターンを決めきる。強くそして角度のあるショットを相手の準備が出来ていない部分に打ち込む。この場合、隅である必要は無い。そのステップはもうクリアしているのですからね

練習するショットが何をもたらし、その後、どのような展開への布石なのか?次なるショットは何が必要となるのか?こういったシュミレーションをしながら子供たちにも練習に取り組んでもらえるようにしていきたいものですね。

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