2015/12/08 同じアドバイスをしても伸びない子の特徴 バドミントンと口癖

小さい頃からバドミントンをやっていても、高学年になり成長スピードに差が出ることがある。どちらもしっかり練習量もこなしている。低学年であれば、体の成長による差や、運動能力の発達具合の差からくるものも大きいが、高学年となるとそれなりの体力と体、そしてそれなりの運動能力も備わってくる。

それなのにどんどん差が開いてしまう原因はどこにあるのか?こんな疑問を感じながら練習をみていた中で、先日、思ったより伸びない子の特徴的に発言が耳に残った。そして、その子の思考方法が、成長を邪魔しているんだなと。

試合練習のインターバルの時に、一言アドバイスをする。「するとはい。わかりました。」「いや、でも今はこの練習をしているで」。試合が終わった後にアドバイスするとあれこれ反省した最後に「でも、〇〇さんには〇〇って言われたんですよね。」と。最後の最後に、必ず言い訳をする。しかも他人のせいにしている。

いや、でも、違います。こういったその子の口癖が、そのまま性格となり行動にも悪影響を与えてしまっている。この性格だと、アドバイスをする方も嫌になってしまう。良かれと思っていって否定されるわけですからね。今目の前で起きた事へのアドバイスよりも、過去のどんな状況下もわからない時のアドバイスが優先されるのですから、伝える側も嫌になります。成長するきっかけを失う事にもつながります。

伸びる子は、貪欲に、今もらったアドバイスを、その場ですぐに取り入れ修正する。しかし、伸びない子は、目の前のアドバイスから逃げ、過去の自分を擁護してくる材料探しに奔走する。

子供の口癖は、行動、そして性格へとつながっていく。大人になる頃には、人格にまで影響を与えてしまう。そしてそれがその子の人生をも左右する。大げさに聞こえるかもしれませんが、積み重ねほど怖いものは無いのです。バドミントン以外の事がバドミントンの足を引っ張っている。保護者とも話さないといけないレベルなのですが、実にこれが難しい。その子の親も同じような思考回路である事が多いですからね。性格とバドミントン能力の関係は実に根深いのです。

あれこれ偉そうに書きましたが、私自身がその子に対して無力であることの言い訳を書いたに過ぎません。熱意をもって、もっともっとその子に接することをしていない自分がここにいるわけですからね。教える側であっても弱いものなのですね。

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