2015/12/15 教える側の功罪 バドミントンで花開く子供

昨日書いた「反省について」の記事の補足として一つ書いておく。それは、反省を聞いた時にどうすべきなのか?という教える側の問題。子供は大きく分けて2つのタイプがいる。ポジティブな思考を持つ子とネガティブな思考を持つ子。

子供は、期待をすればその期待に応えようとするのですが、期待する側の言葉とその時の表情で、その真意を直感的に読み取る感性が大人以上に繊細です。教える側というものは、子供がポジティブであれば、自分自身の顔もポジティブになる。しかし、ネガティブな子に対しては、その表情も曇っている事が多い。

言葉では、「期待している」と言っていても、顔の表情で、「本当は期待していないんだ」と汲み取られてしまう。同じ事を言っているつもりでも、子供の性格によって無意識に顔が違ってしまう。「こいつはいつも頑張っている」と思っている子は、単に性格がポジティブなだけであり、「こいつはいつもコソコソやってるな」と思う子は単に性格がネガティブなだけなのにです。

繰り返しますが、子供は「期待した事に応えよう」とします。本当に期待されているなら期待に応える行動をとり、本当は期待されていないなら、残念ながら期待させないように行動する(出来ない事を期待されていると思う)。「いつもいつもお前はなぁ~」「なんで出来ないんだよ!」こんな言葉を投げかけてしまう子は、出来ない事を期待されていると無意識で感じ取ってしまっている可能性が高いのです。

ポジティブな子には、マイナスな「部分」から話を始め、徐々にプラスの「全体」へと会話を広げる。ネガティブな子には、マイナスな「全体」から始め、プラスの「部分」へと会話をつなげる。性格毎の会話のポイントは、話の流れと、マイナスとプラス、部分と全体の組み合わせです。

ネガティブな子にアドバイスをする際には、本当に具体的に期待している部分のみを伝える。ざっくばらんとした事を言っても、彼ら彼女はマイナスに捉えられてしまう事が多い。「〇〇がまだ出来ないのはわかった。でも、これならお前にもできるんじゃないか?これだけまずはやってみよう。」こんな言葉の流れで出来ない事を共有しつつ、出来る事に目を向けてあげる。正直、ネガティブな子は、面倒くさい子です。でもその子がそれで成長するなら頑張る価値があると思います。

スポーツで花開く子供の多くはポジティブな子である事が多いです。でも、それは教える側が一方にしか期待して来なかったからとも言えるのだと思います。

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