2016/01/13 負けず嫌いは勝ちたいわけではない バドミントンと性格

我が家の中学受験がこの1月にいよいよ本格スタートしました。埼玉で戦い、千葉で戦い、そして東京で戦う1ヵ月です。幸い埼玉での初戦には勝利し、本人も母親もひと安心したようです。

6年生の彼のすごいところは、とことん負けず嫌いなところです。先日も小2の弟にバドミントンで負けて勝つまでやるといってひたすら試合をしていました。勉強面でも、周りの子に負けるとがんばります。次は勝つと言って。ずっと勝ち続ける事を親は求めたいのですが、連勝するとモチベーションが保てないようなのです。

こんな彼の進路を今後の受験の結果の中で選んでいくわけですが、性格から見ると、自分よりも沢山の強豪がいるところに身を置かせてあげたいなと感じます。独力でコツコツ目標をもって勝利にこだわり勝負できる性格ではないので、周りとの戦いに一喜一憂しながら成長していく方が向いていると思うからです。

バドミントンでも高学年になってくると進路をどうするのか?考える機会も増えると思います。特に、結果を出してきた子にとっては、さらに飛躍する道はどこなのか頭を悩ませる問題かと思います。

闘争本能が強くひたすら勝ちにこだわれる王者の子であれば、どこへ行っても努力がそのまま結果として現れてくるでしょう。うちの子のような負けず嫌いな挑戦者の子は、ただ単に勝ちたいのではなく、「相手と対等になりたい」と思う子ですから、まわりのレベルに左右されてしまいます。なので友人環境とサポート環境選びが大切になってくると思います。

負けず嫌いな子は、勝ちたいのではなく、相手と対等になりたいだけです。勝ちにこだわったプレーがしたいわけではないのです。相手と同じ土俵で、正々堂々、正面から立ち向かって対等になりたい。勝ち方を教えてもあまり意味がないのです。勝ち方ではなく「アイツに並ぶにはどうすれば良いか?」このスタンスでアドバイスをしないと心とリンクできないのです。言い方だけなんですけどね。

欠点としては、同点に追いつくと一瞬満足してしまうところでしょうか?最後最後の2点の勝負所ではやはり勝ち方が必要になってきます。その子の性格を伝えつつ、その試合に勝ち、次の相手と勝負したいなら「勝ちにこだわれ」とふっかけるのが良いでしょう。次の舞台はどこなのか?ここを明確にしてあげることで、その戦いを終わりにさせるのです。

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