2016/02/05 なんか痛い。体の違和感 バドミントンと傷害

ジュニアの子の中で、肘が亜脱臼したと整骨院にいった子がいる。バドミントンを始める前から脱臼癖があったようで、本人も保護者もまたかという感じでした。しかし、整骨院で症状をよくよく確認してもらったところ通称「関節ねずみ」と呼ばれる遊離軟骨が肘の関節にありそうだということ。

その軟骨が関節に挟まってしまうたびに痛みが走る。野球やテニスなどでもよく耳にする関節部分の傷害です。そのまま放置しても治るものではなく、手術し摘出しないと改善は見込めない。無理に続けると、腱や他の関節を痛めてしまい大規模な手術が必要となってしまう。

本人が今後もバドミントンを続けたいのであれば、早めに整形外科を受診し精密検査を行って、今のオフシーズンにメスをいれてしまいたいですが、こればかりは保護者と本人の判断に委ねるしかない。筋肉系の怪我の多くは再生により治癒が見込めるが、関節や腱、靭帯はそれが見込めない。痛みがどこなのか?しっかり把握し対応しないと大事になってしまいます。

子供たちは症状を正確に言うことが下手です。「なんか痛い」としか言いません。彼らにとって体の内部の異常は違和感でしかなく、血が出るような外側の怪我の方が異常なのです。大人もそれに引きずられてしまうことも多いので注意が必要ですね。

こんなこともあり、彼女のどこかぎこちないフォームが、過去に経験した肘の痛みへの恐れから来ていたのかなとふと思いまいした。運動能力は高い子なので、単に初心者だからというだけではなかったのかなと。バドミントンのフォームはその人の過去のすべてを表現している。心と共に矯正してあげないといけないものもあるのでしょうね。特に恐怖心は厄介です。

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