2016/02/08 練習以外の過ごし方で差つく バドミントンと生活

一人、家の中で素振りをする息子がどんな事を考えながらやっているのか?聞いてみた。すると「ここでこう打って、ここに来たらこうで、ここに来たらおりゃーってやるの。」思った以上に、イメージトレーニングが出来ていてびっくりしました。単に、飛んできたシャトルを打つ素振りをしているのかと思ったのですが、一連のラリーを想定して素振りをしていたのでそのまま眺めていました。

将来的には、相手が誰で、今、何対何で、自分の調子は○○で、相手の調子は○○で、あと何試合残っていてと、より具体化できれば良いかなと思います。もちろんまだまだ基礎の技術力が備わっていないので、思い描いたような展開になることも少ないでしょう。でも、誰に言われたわけでもなく、自分の中での正常イメージが出来上がってくれば、修正も自らできます。

先日、量をこなした分だけ、子供は強くなると書きましたが、肉体的な量ももちろんですが、この頭をどれだけ使ったか?という量も忘れてはいけません。練習時間は多いのに、なかなか成長しない子は、多くの場合、頭の練習時間が他の子に比べて少ないのです。言われたことをやっているだけなのかもしれません。練習ではなく作業になってしまっている可能性が高いです。

ジュニアの時代は、いろんな運動をたくさん行えば、神経系も筋肉系も骨格系も発達します。そして、頭を使えば使うほど脳も発達します。いつもいつもいたずらを考えているいたずらっ子の頭は回転が速くなるように、興味をもった分野を何度も何度もシュミレーションしてみる事がその世界で上位に食い込む秘訣でもあります。

羽は打てなくてもシュミレーションはいつでもどこでも出来ます。練習以外の時に何を繰り返し繰り返し考えているのか?練習をしても伸びない子は、練習以外の時間の過ごし方から再出発する必要があったりもします。年中バドミントンの事を考えている子になれというわけではありませんが、そこで差がつくんだよというお話です。

油断はすぐに体に現れてしまうものです。ジュニアの子の場合、その子の体型や目を見れば今何を大切にしているのかは何となくわかってしまいます。勉強も遊びも大切です。しかし、目標を掲げたものがあるなら、それはいつでもどんな時でも心の隅においておきたいものです。自然と、食事に気をつかったり、健康に気をつかったり、睡眠に気をつかったりと目標に向けて生活がしっかりしたものになるものです。

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