2016/02/29 親が関わり方を見直すと子供は強くなる バドミントンと心

この土日で、ダブルスの試合とシングルスの試合とが二日連続で行われ、選手も保護者もまるまる二日間バドミントン漬けとなりました。その中で、気が付いた事です。選手と親の関係です。

単純に言われることが多い「親がバドミントンをやっている子は強い。」その理由です。親が指導できるから子供も強くなる。結論として導かれるのはほぼこんな感じなのでしょうが、親がバドミントンをしていなくても強い子は沢山いる事実も忘れてはいけないかなと思います。

結局は、バドミントンにどれだけ触れたか?なのかなと思います。親がバドミントンをやっていれば家でもバドミントンの話が出てきます。試合の様子をみて、より具体的な話が出来ます。バドミントンに触れる質があがらざるを得ないのです。

強い親の子であれば、その会話のレベルも上がってきます。子供にとってはそれが新しい成長の土台ともなるため、また成長の種をもらうことが出来ます。一方で、未経験の親であると、会話の中心が自分でわかる範囲となってしまうため、結果や素行の話が多くなります。重視して欲しいプロセスの部分が自分もよくわからないので話が出来ないためです。

バドミントン未経験の親でも、子供に強くなってもらいないのであれば、親もバドミントンについて学ぶ必要がある。スポーツについて学ぶ必要がある。こんな事が言えるのかなと感じました。少なくとも子供と会話が出来るレベルにはありたいのです。

子供が努力しているのを本当に応援する気があるのか無いのか?厳しい要求になってしまうかもしれませんが、子供が強くなりたいと思っているなら、それを最大限にサポートしてあげてもらいたいなと思います。

時間がない人であっても経験者の親に、自分の子供の話を聞いてみる。自分が感じたことはぐっと我慢して、経験者やコーチの言葉を子供に伝えるだけで良いのです。選手の傍にはいつもサポートしてくれる親がいる。コーチは上から子供を引っ張り上げますが、それだけでは子供は伸びません。親はしっかりその線上でピンポイントでお尻を叩いてあげて欲しいなと思います。

自立や自律も大切ですが、一人で連戦を戦かえるほどの心の力は子供たちにはありません。心のスタミナは親やチームと共にあるのだと思います。連戦を勝ち抜くための心のスタミナも忘れずにに鍛えておきましょう。長期にわたり強いチームにはそれが必ず存在しています。

あまり大きな声では言いにくいことですが、それでも結果はどうあれ子供たちの笑顔が欲しいのであえて書いておきます。この連戦でも、接戦をものにした子、落とした子の親のサポートに目を向けると経験の有無以上に、サポートの質の差があるなと感じます。親としては痛いことかもしれませんが、子供にあれこれ言うよりも、自分を見直す方が子供は強くなりますよ。子供は親の鏡です。まずは自分の心を強くしていきましょう。

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