卒業式や入学式の準備に伴い小学校の体育館が利用できない3月後半から4月の前半。練習自体が出来ないので、土手を走ったり自主トレーニングをしたりと直接バドミントンの練習ではないものが多くなる。そんな中で気が付いた事があります。
この3連休ですが、うちの息子は、土曜日は試合がなかったので無料開放の体育館へとつれていきバドミントンをしました。丸1日開放だと思っていたら、午前中と午後3時半以降とあり、12時から3時半のみバドミントンが出来ませんでした。
私たちはお昼ご飯を食べてから行ったので時間は運悪く11時45分。。午前中はわずか10分しか出来ませんでした。3時間半待つかどうか息子に尋ねると、「やりたい」というので、併設の図書館で3時間ずっと本を読んで待ちました。その後、3時半から5時までひたすら二人で黙々と打ち合って終わりました。
次の日曜日は、荒川土手での走り込み練習に参加して、5kmを走り、午後は公園でみんなで遊びました。雲梯やのぼり棒はしっかりやるように言っておいたらちゃんとやっていました。これはバドミントンのトレーニングになるからやっておくと良いよと伝えてあったので学校でもやっているそうです。
3連休の最終日は、午前中にプールにつれていき、好きなだけ泳いでもらいました。その帰りに息子がふと「俺、プールよりバドミントンがいい」と言ってきました。おいおい、プールもバドミントンのトレーニングの一環だよと言うと「そうなの?」と返事があり少しびっくりしました。ついでなので月に2回ほど通っているトランポリンもトレーニングになっているんだよと伝えておきました。
プールについては、確かにバドミントンとの関連付けをしていなかったなと思い、どういう動きがトレーニングになるのか?どこが伸びるようになるのか?と伝えました。プールはプールで習っている人もいる。陸上は陸上で習っている人がいる。サッカーはサッカーで習っている人もいる。子供の中では別々の競技と映っている方が自然だったのです。
神経系がもっとも発達するこのジュニアの時期だからこそ、いろいろな運動をさせてみているのですが、頭の関連付けの方もしっかり行い脳神経系の刺激もしっかりしてあげないといけないと感じました。
子供は単純。だからこそ注意も必要。勝つための戦術を教えればそれを実行します。勝つためにやる。こんな程度の感覚で。ですが、その戦術がどういう過程で生まれ、どんな状況で選択できるのか?その戦術の弱点はどこか?などなど、目先の勝利ための戦術ではなく、脳神経の発達のための戦術として伝える必要があるのだと思います。
術とは目的を遂げるための手段のこと。目的が目先の勝利なのか子供の成長なのか?バドミントンで生活するこんな強いプロ意識のないジュニア時代には、成長が目的として良いのかなと思います。戦術を伝える場合は、勝利ではなく成長のために伝える。そして子供自らが戦術を編み出すサポートをしてあげたい。