バドミントン選手の賭博事件。せっかく盛り上がってきてスポンサーも付き始めていただけに残念で仕方がありません。薬物や賭博については、子供の頃から善悪の指南をしてあげておかないといけないなと痛感します。
さて、バドミントンのお話に戻ります。昨日は息子の中学入学式に行ってきました。バドミントン部の活動について軽く見てきたところ週二日の練習のようでした。二日ではなかなか強くはなれないでしょうが、体を鍛えるという意味では何もしないようりはマシかなと思います。勉強もがんばって欲しいですからね。
帰宅後、小中学生のバドミントンについて考えながら全小のシングルスの動画をYoutubeでまた観戦していました。特に目的もなく見ていたわけですが、技術レベルは同じでも点差が開くのが不思議だなと感じ、この視点で決勝レベルの試合を複数みてまわりました。
そして、どこで差が開くのか?頑張っているのに点数が相手に入っていくこの不思議の謎がだいたいつかめてきました。ポイントはコースの選択にあるようです。配球のほんの些細な部分で差がついていることがわかりました。
頑張って動いて頑張って打っているのに、点数は相手に入る。これは単にその子がコートを広く使いすぎている事が原因でした。点数をあげてしまう子の多くが、サイドラインへのショットが多いのです。
コートを広く使えと指導されてその通りに実践しているのでしょうが、サイドラインに振れば自分もその分、動かないといけない。しかもクロスで逆をとられると一気に窮地に立たされてしまいミスが生まれます。
点数をもらって勝っていく子は、センターへのショットや、サイドライン上ではなくサイドラインから1m内側あたりへのショットが多いのです。ダブルスコートの外側の長方形を内側に一つ作ったようなところでラリーを展開しています。
TOPプロはどうなのかとついでに見てみたろころ、やはりサイドライン上へのショットは決め球だけであり、ラリーで崩したり耐えたりしている間は、サイドライン上へのショットはほとんどありませんでした。相手の足を止めるためのセンターへのショットも多く使っていました。
コートを広くつかえ、四隅を狙え。確かにこの技術は大切なのですが、それは自分の体勢も十分であり、決め球の時に選択するものなのかなと感じます。ラリーをしっかりつなぎ相手をくずしチャンスをまつ事の多いシングルスのメインのショットではな無かったのです。
テニスなどでは、コートを16分割してそれぞれを狙う練習をしたりします。バドミントンにおいてもこの考えを取り入れて、状況判断と共にどこに打つのかをしっかり伝えてあげたいなと感じました。
四隅をつき過ぎると自分の体力も消費が激しくなります。トーナメントとなれば体力の温存も大切な技術です。一回り横幅の狭いコートエリアをメインとし体力を温存しつつ、ここぞの時にサイドライン上を狙い、決めに行く。思い切って詰める事が大切です。
サイドライン上を狙って打ったのに強烈なリターンを想定して待っていては意味がありません。サイドライン上に相手にとって苦しいショットを打つなら決めに行く。サイドライン上に打つと自分にとっても苦しいショットになるならまだ我慢。こんな感じで。