2016/04/09 強い体と成績は比例する バドミントンと食事

最近の我が家の食事では、量を食べる事を命じています。残すのなんてもっての他。万遍なく偏りなく必要な分だけ食べる。こんな食の世間一般の認識とは逆行する形をとっています。ごはんはお代わり3杯を目標にさせています。給食もお代わりするようにと。これまで1杯しか食べてこなかった息子たちはかなりきついようです。ようやく2杯はなんとか食べれるようになってきました。

彼らをアスリートとみたときどれだけのエネルギーが必要とされるのか、以下が厚生労働省が出している日本人の食事摂取基準2015からの抜粋です。

 小学校低学年の男子アスリート  :1750kcal、 女子アスリート :1650kcal
 小学校中学年の男子アスリート  :2100kcal、 女子アスリート :1900kcal
 小学校高学年の男子アスリート  :2500kcal、 女子アスリート :2350kcal
 中学生の男子アスリート     :2900kcal、 女子アスリート :2700kcal
 高校生の男子アスリート     :3150kcal、 女子アスリート :2550kcal
 30歳~49歳までの普通の男性 :2650kcal、 普通の女性   :2300kcal

小学校3,4年生であれば大人より若干少ない量、5,6年生であれば大人同等、中学生なら大人以上のエネルギーが必要量とされています。「子供だから少なくて良い」「食が細いからこれで良い」こんな思い込みが子供にとっての成長を阻害する事にもなるのです。

成長期の子供の体であり、さらには運動する体なのですから、しっかり食べる事もトレーニングです。試合中に、イライラする、怒りっぽくなる、 落ち込む、こうした心理状態は、腸内細菌と深く関係しているとの研究結果も多数あります。栄養不足で腸内細菌が減少しているからイライラする、キレてしまうのかもしれません。また、ジャンクフードを良く食べるという場合には、それも腸内細菌を乱すのでNGです。

脳に快楽や歓喜、興奮を伝え、試合を有利に運ぶドーパミンも腸で合成されています。さらには、食事はとてつもなくエネルギーを消費する腸内運動です。ランニング30分以上の運動とも言われています。スタミナの源泉でもあります。しっかり食べて、しっかり寝る。当たり前の事を大人が考えてあげないといけないのです。

うちの妻は、沢山つくるのが大変だと言っています。家計にも響いてきます。それでも子供の成長に親が蓋をしてしまっては、せっかく練習してもそれを体現できる体を手に入れる事が出来ません。私が首を縦に振らないので、渋々ながらも作ってくれています。感謝。

うちのジュニアの子供たちに目を向けても、食べる事をしっかり出来ている子は少ないです。痩せすぎている子の方が多いです。バドミントンの結果を気にする親なら、練習や試合の事にあれこれ言う前に、食事面での最大限のサポートをしてあげて欲しいなと思います。

強い体と成績は比例するものです。親がダイエットしているからと言って、自分を基準に子供の量を考えてはいけません。子供の食事は別の話です。きっちり区別する、それが子供のためになります。

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