2016/04/27 期待のダブルスペアの現状 半年経過後のバドミントン

昨日から長男坊の中学バドミントン生活がはじまりました。週2日かと思ったら体育館3日+外練2日の5日だそうで、昨日はさっそく外練で走り込みと筋トレをしてきたようです。なまった体を戻すのにはちょうど良いかなと思います。シャトルを打つのは2か月後と、中学校でありがちな謎ルールも息子にとっては体を鍛えることが先決なので良いことかなと感じています。

さて、息子のことはさておき、今年一番期待がかかる我がジュニアチームのTOPダブルスについて、先日、久々に試合をしたこともあり改善ポイントを探ってみました。まずは、昨年末の全小での戦いの様子をYoutubeで確認し、現状との比較を行ってみました。伸びているところ、そのままのところはどこなのか?と。

一番伸びしろが期待される左利きの彼は、ひとつひとつのプレーの精度が確実に上がっていました。凡ミスの回数がかなり減っているように感じます。ただし、武器にして欲しいフォアでのカウンターレシーブがまだ出来ていないようです。構えの時点でフォア側の足を前に出し構えれば、彼の能力ならすんなり出来ると思うのですが、どうも癖なのか逆足を前にして構えているので難しくしているのかなと思います。

他の部分で改善できていないのは、ラウンド奥からのスマッシュです。ラケットヘッドを寝かせたまま腕を引くので、どうしても手首が間に合わず腕打ちとなりラウンド側のスマッシュが浮いてしまいます。早めにラケットヘッドを立てた状態でラケットを引くようにすれば、腕ではなく手首も使ったコンパクトなスイングになり、より振りぬけるようになると思います。いずれにしてもセンスは抜群なので、準備部分にテコ入れすれば格段にレベルアップ出来ると思います。

もう一人の右利きの彼は、オールラウンダーでこのダブルスの要です。野球で例えるなら、左利きの彼がバッターであり点取り屋、右利きの彼がピッチャーであり試合を作る役目かなと感じます。彼が点を取られると、勝つのが難しくなり、彼が相手を翻弄できれば勝つのが容易になるといった感じです。

半年前と比べると、こちらも地味ながらも確実にステップアップしています。ネット前は随分と安定してきました。変わっていないのは、バックハンドのレシーブ力でした。フォア側のレシーブはすでに一級品なのですが、バックハンド側がラケットが寝てしまっているので返球するシャトルがすぐに減速してしまいます。返してもさらに追い打ちをかけられてしまう状態です。

ラケットヘッドを立て、しっかり親指を後ろに向けてから打てれば、ラケットヘッドのスピードもあがりシャトルがグンと伸びるようなレシーブになるので、相手が捕えにくくなります。不器用ですが、努力する子なので、冬までにはしっかりものに出来るとは思います。

他にはこれといって問題はない精度ですが、最近感じるのは、彼のショットに脅威を感じなくなったところでしょうか。以前は、ドカンとスマッシュを決める事もあったのですが、打てるスマッシュの種類が増えたので、ドカンと一発を出さなくなったように思います。試合をつくるという意味では、安定方向に進んでいるので良いのですが、ピッチャーであってもバッターボックスに入ります。

打線が湿っている時には、自らホームランを打つ気持ちも必要です。パートナーが苦戦している時にこそ、ドカンと決めるショットを打ち込んで欲しいなと思います。浅く上がってきたロブに対して、高く飛び、上からドカンと打ち下ろすジャンピングスマッシュ。ハーフの甘い球にドカンと一歩で飛び込んでのクロスへのパワードライブ。こんな二つだけは狙って欲しいなと思います。甘い球はやばいと思わせられればその後の試合作りも楽になります。

いずれにしても、確実にステップアップはしているので、関東予選までに、丸一日、レベルの高いところで、ひたすらひたすらダブルスの試合をやらせても面白いと思います。より速いタッチ、より早いスピード、より速いスマッシュに慣れておくだけでも勝手に強くなるかなと思います。自分が小学生に戻りプレーヤーになりたいと、彼らを見ていると強く思います。私は野球少年でしたからね。

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