2016/05/06 スイートスポット バドミントンとヒットポイント

先日、ジュニアの団体メンバーが午前中で切り上げたため、午後の練習は初心者やメンバー外の子たちの特訓デーとなりました。いつも以上に、シャトルに触れる事が出来たこともあり、多くの子がやりきったような疲労感に包まれていたたように感じました。

代表コーチに指導してもらえる機会もあまり多くなかった事もあり、少し緊張した空気の中での練習も良い方向につながったのかなと思います。普段はあまり行わない技術的な練習もきっちりこなし、刺激もあったのかなと思います。

そんな中、技術練習のショットで気になる事がありました。それはコルクをラケットのどこで打つのか?これがあまり意識されていないことです。スイートスポットで打つようにはどの子も感じているようではあったのですが、どうもスイートスポットの下の方で打つことが多いのです。

スイートスポットを外してはいないので、それほど本人たちも気になっていないようなのですが、スイートスポットの上と下とでは、ラケットヘッドのスピードに雲泥の差があります。とくに上から打つスマッシュやプッシュなどは、スイートスポットのちょい上でうつくらいの意識が欲しいのです。

ネットぎりぎりに返ってきたヘアピンをプッシュで打ち返すためには、スイートスポットで打っていてはネットにかかってしまいます。出来るだけ先っちょで押し込まないと間に合わなかったりします。

それでも感の良い子は、自然とヒットポイントを上にして、打てるようにその場で修正しているのですが、不器用な子や、初心者は、基礎として言われた通りにスイートスポットで打ちがちです。打ち方だけでなく、ヒットポイントも伝えてあげないといけないのだなと感じました。もちろん棒の部分の延長線上での話です。ここがずれると安定しません。

昔に比べて格段に良くしなり軽くなったラケットではありますが、その向上した機能性をしっかり使えるようになるにはこのヒットポイントの意識が大切です。とくにヒットポイントがスイートスポットの下の方で打ちがちな子は、同じ打ち方でも、あたるところでこんなに違うんだよと見せてあげることからスタートかなと思います。

てこの原理、作用反作用の法則、反射の法則、内周と外周といった理科の勉強にもつながるかなと思います。バドミントンを通じて、勉強もできれば学校の授業の活かし方も覚えます。楽しく賢くそして強くなるようバドミントンに触れてもらいたいなと思います。そうすれば人生におけるスイートスポットがバドミントンになるなんて事も大いにありますよね。

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