2016/05/16 心技体がチグハグ バドミントン強豪との差

この土日に全国の強豪が集う埼玉オープンジュニア大会に参戦してきました。北海道から参加しているジュニアなどは10万円ほどかかっていると耳にしました。遠征費もばかになりません。

さて、強豪を沢山みることが出来る試合ともあり、いくつか観戦しながらうちのジュニアの子との差や、負ける子、勝つ子の特徴的なものがぼんやりとではありますがつかめてきました。 男子においては、このレベルになると技術力が勝ち負けを左右していました。単純にミスの多い子、フルコートをカバーできない子は、負けていきます。この二つが五分五分の場合には、体格の差で決まっているように思います。

一方の女子の方はそれほどみる事は出来なかったのですが、まずは体格差で差が付き、そのうえで、技術力というように感じました。男子は技術でなんとかできるが、女子は体を作らない事には、勝負にならないのかなと感じます。

我がジュニアの子、特に女子は体がどの子も未発達なため、ひとつひとつのショットでラリーの主導権を握れない。いつもいつも主導権が相手にある。だから余計に疲れて粘り切れずにミスが増えてしまうように思います。

男子以上に体作りを女子には徹底させないとこの差は埋めにくいものかなと感じます。成長のためには、食べて寝て遊ぶ。都会に住む女の子には難しい環境なのかなとも思いますが、技術力うんぬんの前にこの差が致命的だという事をしっかり頭にいれて欲しいなと思います。

その他、男女ともに取り入れたいのは、鼻呼吸でしょうか。勝ち残る子の多くが、しっかり鼻呼吸をしていました。一方で、負けてしまう子(うちのジュニアの子のほとんど)の多くは、まだまだ口呼吸が中心で、無駄に体力を使ってしまっています。

口をあけると力は入りません。スピードも出ません。そんなマイナスな状態で頑張れば、余計に疲れるのも当然です。鼻呼吸に変えることで自律神経のバランスも改善され、試合中のストレスを抑制する効果もあります。脳が酸欠状態になりやすい長いラリーの後には、口呼吸よりも鼻呼吸の方が深い呼吸が出来るため回復も早くなります。 口を閉じ、作り笑いで良いのでにっこりしながら、鼻でしっかり呼吸を整える。笑顔によって全身の筋肉の緊張をほぐし、深い鼻呼吸によって脳もリフレッシュ。これが勝ちやすい状態をつくる準備でもあります。

バドミントンの技術以外の部分ばかり、今回は目につきました。逆に技術力では負けていないとも感じました。その技術を使える体と心(脳と肺)の向上が急務かなと感じました。子供たちは成長期でもあり心技体の3つがバランスよく整っていることは難しいのかなとは思いますが、一人ひとりの異なる「心・技・体」のバランスを考えて練習メニューや日常生活についてアドバイス出来れば理想に近づくかなと思います。ひとまず、もりもり食べるが最初の一歩でしょうかね。

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