2016/06/16 ラリー中の頭の中を覗く エアバドミントン

昨日のジュニアの練習で、子供たちにシャトル無しでシングルスとダブルスの試合をしてもらいました。次にどこに打つか?を声に出してのエアバドミントンです。どこに打つのか?何を考えて打つのか?判断スピードはどうか?など子供たちの頭の中を覗いてみたかったからです。

このエアバドミントンを通じてシングルスでは、どこに打つのか?や判断スピードなどは試合とそれほど変わらないもので出来ている事がわかりました。課題としては、シャトルが実際に飛んでいるイメージを持てていなかったところかと思います。立体感のない平面的なイメージしか出来ていませんでした。

エアバドのダブルスの方では、勝手気ままな考えであることが露呈してしまいました。クロスだらけになったり、エースを取りにいくばかり、カウンターばかりと、味方の事など考えもせず、ただただ相手からエースを取る事ばかり考えている事がとても良くわかりました。

特に何も言わずにやってもらったのでこれが彼ら彼女らの頭の中の優先順位なんだなと思います。また、ダブルスにおける判断スピードが遅いのかなと感じます。来た球をただ返す。もちろんそんな状況もありますが、「えーっと」と考えてしまう事が多くありました。「この時はこれ」と咄嗟の時の軸になる判断が根付いていないことが良くわかりました。

自分勝手でわがままな考え方は、シングルスではまだ良いとしても、ダブルスではオープンスペースを作ってしまったり、ラケットがぶつかり合ったりと良い事はまずありません。こんなわがままなら「シングルスをやってろ」と怒りたくもなるのが今の状況かと思います。

まだ初めての試みだったので、次はしっかり目的を伝えてやってみたいなと思います。パートナーの考え方がわかる良い機会でもありますからね。「えっ、ここでクロス打つの!・・・って、それは止めてよ。私はここを狙ってるよ」「ここで落とすんだ。で、その時わたしどうすれば良いの?」など二人の頭の摺合せにつながるようになることが当面の目標です。

頭の中を覗いてみて、ジュニアの子の多くが、思った以上に、わがままであることが良くわかった一日でした。もちろん、対戦相手のレベルが低い場合には、その方が勝てるんですけどね。ここが落とし穴。上に行けば行くほど、基礎あっての応用ですからね。

是非、一度、エアバドミントンで、みんなの頭の中を覗いてみて下さい。判断スピードの遅さや、「俺は正しい。お前が悪い。」のオンパレードに驚くことと思います。

バドミントン旅行が出来る宿