2016/06/29 相手にミスをさせる強打 バドミントンの攻めと守り

うちのTOPダブルスの試合を観戦していて感じたことをメモしておきます。昨日書いたタッチスピードに影響する嗅覚の部分の他に、気になる点があったからです。ダブルスだけでなくシングルスでもそうなのですが、大きい方の子は、終盤に必ずといって良いほど減速してしまいます。

いつも試合練習が練習の後半に行われるので体力的なものかなと感じていたのですが、日曜日の試合練習では、それほどハードなトレーニング後の試合では無かったのに後半にまた減速してしまっていました。体力以外の面で、課題があるのかなと感じました。一言で言えば、メンタルです。

この練習メモで推奨している戦術の4つの優先順位の捕え方で話せば、彼には「3.相手にミスをさせる。」への考え方が一つしか無いのかなと感じます。優先順位はしっかり出来ている子なのですが、この相手にミスをさせるという部分で強気になれていないのです。

相手にミスをさせるために、彼は、「自分は粘り、相手の嫌なコースに打つ。」がほとんどを占めています。一見、なんら問題もないように思われますが、それは守りの意識でしか無いのです。相手の懐に強打しミスをさせる。こういった攻めの意識から生まれる「相手にミスをさせる」が足りていないように感じるのです。

終盤になればなるほど、この守りの意識が強くなり、前半は強打していたものが、後半になると強打せず、崩しのカットスマッシュであったり、相手を動かすショットが多くなってくるのです。終盤ですから相手も食らいついてきます。そう簡単には崩せない状況になってきているのにです。自分より格下との試合であれば、これで問題ないのですが、同等レベル以上になると相手からも弱気にしか映りません。

精度の問題ではなく、彼の場合は、序盤と終盤の攻めと守りの意識が逆になれば良いだけではあるので、すぐに対応は出来るとは思います。序盤は守りの意識で相手にミスをさせ、後半は攻めの意識で相手にミスをさせる。こんな意識改革が出来れば、終盤の減速はなくなると思います。

注意点は、ノータッチをとる強打との違いをしっかり頭にいれておくことでしょう。相手が届かないところへの強打ではなく、相手の届くところへの強打です。ジュニアの子は、どうしても「攻めろ、強気だ!」と言うと、ノータッチコースに打ってしまいますからね。相手にミスをさせる強打の存在も覚えてもらいたいなと思います。

うちのTOPダブルスは、技術的には確実に日本一へレベルアップをしているだけに、意識のレベルアップもしていかないと変なところで星を取りこぼしかねないです。ほんと気持ちで負けたなんてもう許されません。それだけみんなが応援してくれているんですからね。二人には重荷になるかもしれませんが、それが周りの正直な思いです。

技術で負けるなら諦めも付きますが、気持ちで負けたら本人も周りも後悔しか残りません。最後の21点へむけて、攻める気持ちをベースに点を重ねて欲しいと思います。技術的な攻めではなく、精神的な攻めをしっかり身につければ、彼がパートナーの力をより活かせるようにもなります。彼が守りに入るとパートナーの心は折れてしまいかねません。彼のパートナーは点を取ることがエネルギー源なのですから。何にせよ彼がダブルスの胆なんです。

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