2016/07/26 苦しい時に出る振る舞い バドミントンと日常生活

思うようにいかなくなり自分勝手な一人相撲で負ける。またしても、うちの3男坊は、勝てる試合を落としてしまいました。残念な姿をまたみる事になり「成長しろよ」と言いたくなりました。それでも試合から帰ると、「朝か夜にランニングしても良い?」と珍しく自分から言ってきたので、小言は言わずに「つきあうよ」とその考えを尊重してあげました。

勝てる試合を落とし続けて、本人もまずいと思ったのでしょうね。それでも彼には、練習面以外の日常的な問題を解決することが、最初なのかなと感じます。思うようにいかなくなるとふて腐れるのは、何もバドミントンに限った話ではないからです。

テレビを見たい。ゲームをしたい。遊びたい。しかし、「その前に、やるべきことがあるよね。」と言うと、機嫌が悪そうに、嫌々ながら適当にやります。この姿勢が、そのまま試合に出ているのにです。素振りにしても、こんな時は適当です。回数をやれば良いんでしょとばかりに、何も考えず振り続けます。そして「がんばったよ」と言わんばかりの顔で、「ゲームして良い?」と言ってきます。

さすがに、最近の試合の結果やその時の態度が私も許せなくなってきたので、めずらしく「だめ。良いと言うまで素振りして」と言ってみました。すると、また嫌々ながらも、その憂さ晴らしをするかのように、思いっきりなんども素振りをしてアピールしてきます。「もういい?」「だめ。勝手にやめるな。良いというまでと言ったはず」すると、半泣きしそうになり、また無理に力を込めて素振りをして怒りを放出していました。

なかなか私がOKを出さないので、途中で泣き出しました。「もうできない。もう疲れた。」と言いながら。母親や兄弟は「もういいんじゃない」とフォローしていましたが、私はまだOKを出しませんでした。「いつもいつもそうやって、途中で諦めるんだろ」「自分の思うようにならないと怒るだけ怒って最後は泣いて済まそうとするんだよな」「周りは応援してくれてるのに、お前は途中で負けることを自分で許してる」「絶対にやってはいけないことだ」

「続けなさい。思いっきりラケットを振れなんて俺は言ってない。試合中もそうやって、嫌になると思いっきり振るんだろ。だから負けるんだよ。」「がんばっているようでサボってるんだろ。さっさと終わらせたいから。一発で決めようとしてね。」「疲れるっていうけど、疲れるようにお前が振ってるだけだろ。いろんな振り方教えてもらってきたのにさ。」「力を抜くことも大切。状況を考えながら振りの強弱をすれば良いんだよ」

バドミントンに関して、本人にここまでしっかりと叱ったのは、初めてだったので、3男坊も相当、こたえたようでした。潔く素振りをはじめ、力を抜いたり、入れたりと、部屋の中にシャトルが飛び交うように求めていた素振りを始めました。3分くらい続けられたので、「あと5回」と言ってあげると、そこから彼は20回くらい素振りをして素振りを終わりにしました。

「短い時間で疲れる素振りは間違っている事がわかった?」「うん」「試合でも同じようにやれるようになろうな。続けられる事が大切なんだよ」「うん」。そしてゲームをやりお風呂に入り、床につきました。夜な夜なうなされていたので、お灸をすえすぎたかなと思いましたが、それでも気持ちの部分の解決の糸口になったのではないかなと感じています。

日常生活での振る舞いが、試合の苦しい時に出てくるんです。試合中の態度を変えようとしても、中々、変わるものではありません。日常生活の振る舞いから見てあげないと、苦しい時には役に立たないのだと感じています。朝と夜の自主練もこれで少しは気持ちが入るのかなと思います。

今週は学童のキャンプに行っているので、今週末くらいからスタートする予定です。がんばれよ。わが息子。

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