2016/07/27 クラブが崩壊する予兆 バドミントンと出会い

最近、うちのジュニアに外国の子が入会しました。技術レベルも高く期待値は多いので楽しみなのですが、一点問題を抱えている、正確には問題に発展しそうなものを抱えていると言った方が良いですかね。

まだ日本語が良くわからないので、コーチ陣も子供たちもコミュニケーションが取れない問題はいずれ解決するとは思いますが、肝心要のクラブの方針をしっかり伝えられない事が危ない状況を作りかねないかなと思います。

子供たちは「なんか途中で本気ださなくなるんですよ」「ぜんぜん本気だしてないんですよ」とそのプレーをみて言っているのですが、実際に、彼よりレベルが上の人との試合でも「がんばらない」「無理をしない」プレーであったので、それ以上は出来ないだけなんだと思います。

この事をクラブとして認めてよいのか?と考えると、多くの人が「許してはいけない事」と感じていると思います。自分たちにはNGで、外国の子はOK?「ずるくない?」「俺たちだけ損じゃん」「ふざけんなよ」こんな気持ちが子供たちに湧き起ってくる事が目に見えています。

子供たちの前に、他のスタッフや親からもクレームが殺到するでしょう。もちろん他の国でのプレースタイルや指導方針を尊重すべきではありますが、ビジターならともかく、一緒に練習をするクラブ員なら、しっかり方針の共有は必要かと思います。方針に合わないなら辞めてもらう。これが方針なのですから。

見た目やプレースタイルは6年生には見えないので、大人として扱ってしまいがちですが、まだまだ小学6年生だという事をしっかり考えて、伝えるべきものは伝えてあげる事が本人にとっても日本で暮らす良い環境になるのかなと思います。

すでに一部のコーチ陣やいつも練習を教えてくれる保護者も嫌な顔をしています。不平不満がここから噴出しては、おさまるものもおさまりません。ジュニアのクラブが壊れていくのは、こういう時なんだなとそんな危機感を今感じています。

私もコミュニケーションをとれるようまずは言葉からアプローチして伝えられる事はしっかり伝えてあげたいなと思っています。一人の日本人として彼に接してあげられるように。そして、ジュニアの子供たちにも、普通の6年男子として接してあげて欲しいです。誰かが特別視していては、子供たちにそれを求めるのは酷な話でもありますがね。ふんばりどころです。彼がさらに強くなるためにも足りない部分を教えてあげるのが大人の役目でもあります。

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