2016/08/08 課題を自分で見つける方法 バドミントンとオリンピック

三男坊の練習試合があり、コーチから課題はなんだろ?と言われて本人が何なのかをすごく考え込んでいました。あれもこれも課題の山積みなのはわかっているようで、それをどう表現して良いのか?それが難しいようでした。

深く考え過ぎる傾向が小さい頃からあって、正解を必死に探そうとします。答えのあるものなら良いのですが、そこに明確な答えのない漠然とした質問の場合にはいつも自分なりの答えを出すことに苦労するようです。 「なんでも良いから自分でこれだと思ったことに取り組めば良いのでは?」とヒントを与えてもまだ考えていました。頭より体を動かすことが解決の糸口になることが混乱した場合には多いからです。

まず先に出来る出来ないを考えてしまうと、自分をしっかり評価できていない段階の子の場合、間違った答えを出すことが多いです。大人になればある程度、自分の能力も把握し、向き不向きもわかります。しかし子供の場合はまだまだ成長段階で可能性が秘めているわけです。

この成長過程に自分がいることを、意識できて初めて、自分を強くしようと思うわけなのですがね。。目先の結果から課題を見つけようとしても、その課題が見つかっていないから停滞しているのです。自分がどういうバドミントンプレヤーになりたいのか?どんなショットを打てるようになりたいのか?ここがまだまだ不明確なのでしょう。

練習試合が終わったその日の夕ごはんの時も、まだ悩んでいました。「じゃぁ、プールでも行くか」と伝えると「行く」というので、プールに連れて行きました。そして、ひたすら泳ぐ中で、ようやく彼の頭も課題がどういうものかが見えてきたようです。

きっかけは、試合に向かう前に、朝ごはんを食べながら見ていた「リオのオリンピック」のようです。そこでは水泳をやっていたのですが、そこでみたメダリストの泳ぎが目に焼き付いたようなのです。「どうした?今日の泳ぎ、いつもより全然スピード出てるよ。すごいじゃん」と言うと「オリンピックのプールの泳ぎを真似してんの」だそうです。

「手の動きがね。すごく早かったからそれを真似したの。そしたらなんか早くなった」だそうです。「おお、それってさ。さっきまで悩んでた課題を見つける方法じゃないかな。」「強い人やうまい人を真似して、自分を変えてみる。バドミントンでも同じだよね。」

息子は、試合の結果から課題を見つけるとばかりに考えていたのでしょう。しかも試合中は熱くなって客観的にみれていなかったのだと思います。だからコーチに課題を伝えられなかったのだと思います。

今回の課題を見つける経験がバドミントンではなくプールで経験できたことはラッキーでしたが、こんなところでストップしてしまうもんなんだなと改めて子供の頭の中を考えないといけないなと感じました。私もビデオ撮影を最近ずっとしてあげていなかったので、客観的に自分のプレーをみる機会がなかったのだなと反省しました。

課題をみつけるためには自分を客観的に見る目が必要であり、そして比較すべきお手本が必要。今度の合宿では作文タイムがあるそうなので、この経験が活きたかどうかをもう一度確認しておこうと思います。

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