2016/09/13 メンタルの土台は基礎能力 バドミントン以外のスポーツ

小学校のプールも終わり、区のプールの混雑もほとんど無くなり、夜7:00台は初心者プールはほぼ貸切りに近い状態になりました。週4日通い続けてきたこの夏、三男坊は、当初、途中で犬かきをして25mをやっと泳げていたのが、息継ぎも覚え、クロールで45分間、泳ぎ続け975mも泳げるようになりました。

昨日も、次の目標の平泳ぎの特訓をしていました。学校のプール最終日に、やけどをカバーするネットを忘れて入れなかった時に、友達が平泳ぎする姿をずっとみて、自分なりのコツをつかんだようです。「泳げる友達のタイミングはねこうだったの。で、それをやったら前に進むんだよ。」と言って、さっそく15m平泳ぎで泳げるようになっていました。

「じゃぁさ、もっと早く楽に泳ぐ方法教えようか。手のかき方をこういう風に大きくしてごらん」と私が言うと、さっそく試し「早い。これなら25mいけそう」と目標がワンランクアップしました。「じゃ、おっきいプール行ってみる?」「まだ無理だよ。」と言いながらも、そそくさと私が次男坊と25mプールに行ってしまったので、渋々ついてきました。

すると、無理と言っていた三男坊が平泳ぎを開始しました。そして、25m泳ぎきって誇らしげに「出来た!」とこっちを見ていました。無理だと言っていても環境を用意してあげれば、勝手にがんばるんだなと感じました。おそらく次(たぶん今日ですが)は、何も言わなくても100mくらい泳いでしまうんだろうなと思います。

水泳は、距離と言う目標がはっきりしているので、息子も自分の成長を実感できて、楽しいのかなと感じます。バドミントンのトレーニングの一環で連れて行っているのに、今やスイミング大好き君になってしまっています。土日の練習の後も、プール行こうと言いますからね。

また、この夏のプール特訓は、精神的にも三男坊を成長させてくれました。「俺、運動得意だから」と自分の口で言うようになったからです。1月生まれという事もあり、成長の差がある低学年のうちは、そこまで「運動が得意」と言い切る事はありませんでしたが、プールを通じて、自信が持てたようです。

先日のバドミントンの練習でも、いつもどおり基礎組の方を選ぶのかと思ったら、ハードな組の方を選んでいました。私としては、もっと前からハード組に入ってやって欲しかったのですが、ようやく自ら足を進めてくれました。「運動が得意」この自信がとても重要だと改めて感じました。

私自身も振り返ると、どんなスポーツにでも積極的になれるのは「運動が得意」という思いがあるからです。小中とやっていた野球から、バドミントンに運動が変わっても「すぐに上手くなる。というかあいつら一気に抜いてやる」みたいな感じでしたからね。

きっかけはどんなスポーツでも良いので「運動が得意」という自信は、今後のスポーツに良い影響を与えるのでしょう。「バドミントンが得意」な子が沢山、うちのジュニアにはいますので、その子たちには、そこから「運動が得意」という感覚に近づけておくことが将来にわたって大切なことなのかなと思います。

バドミントンで褒めるだけでなく、スポーツマンとして褒めてあげる。こんなスタンスも大切にしていきたいなと思います。来年に向けてまだまだ基礎運動能力をアップしておかないと、同級生との差が縮まらないので、今日も泳ぎに連れて行ってきます。身体的な能力の差が、メンタルにも影響するのがジュニアの時期でもあります。あせらず心に火を灯す土台作りを進めます。

メンタル強化には、基礎運動能力アップに限ります。バドミントンで自信をつけようと思っても同じ土俵なので、難しいんですよね。バドミントン以外のスポーツで一つでも夢中になれるスポーツ見つけてあげると良いかなと思います。我が家の三男坊はそれがたまたま水泳でした。私の場合は、それがバドミントンでした(ずっと野球をやっていたので)。

うちのジュニアの4年生の女の子は、クラシックバレーも頑張ってます。2年生の男子は400mメドレーなどスイミングも日々頑張ってます。どちらもバドミントン一つに絞ればもっとうまくなるのは確かでしょうが、メンタル部分の強化だと思えば、大切な取り組みでもあるなと思います。二人とも他の子よりも元気に集中してバドミントンをしているのも他のスポーツを並行してどちらも夢中になってやれているからなのかもしれません。

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