2016/10/25 バック側のサーブレシーブ バドミントンと陣取り

ジュニアの関東大会が終わり、今年も1組だけですが、全国大会への切符を手に入れてくれました。個人的には、他のダブルスの2ペアもチャンスありだと思っていたのですが、一歩及ばず悔しい負けとなりました。

私は現地に行っていなかったものの、速報を保護者の方がドシドシと送ってくれたので、連日ソワソワしながらスマホを離せませんでした。野暮用があり、応援に行けなかったのですが、写真などを見せられるとその場に行きたかったなと強く思います。

うちの三男坊がきっちり関東大会に出てくれれば、野暮用もそっちのけで応援にいけるので、来年以降に期待したいと思います。さて、今日も質問が来たので回答させていただきます。今日はサーブレシーブです。

Q.サーブレシーブでプッシュをバック奥に返された時に深く返す良い方法があれば教えていただけないでしょうか。 チョップからの回転を意識しているつもりですが、十分な体勢が取れないせいかいつもハーフくらいまでしか返せません。 そこで腕の振りも意識してみましたが、飛距離に変化なしか逆に飛ばなくなります。 早く打点に入るのが大事とは思いますが、それ以外に意識するポイントはありますでしょうか?

A.単純に言えば、前に陣取って素早く弾くなのですが、まず確認してもらいたいことは、ご自身のレシーブ位置です。これが初心者になればなるほど、コートの後ろの方に陣取っています。上級者になると、サーバのすぐ後ろに陣取っていることが多いです。

後ろの方に陣取っていれば、上級者であっても奥まで返すのは難しくなります。出来るだけ前で取るために、自分の立ち位置を前にします。するとシャトルが減速する前に打てるので、パンとはじき返すだけで奥まで飛んだりします。減速したシャトルは力なしには飛びません。

また、奥まで本当に返す必要があるのかも考えた方が良いです。(自分は右利きとして)奇数点のサーブの場合であれば、バック側にくるシャトルよりもフォア側のシャトルをより意識しないと間に合いません。偶数点なら、バック側を意識しておかないとこちらも間に合いません。

言い方を変えると、奇数点サーブの時ならバック側にプッシュが来てもシャトルを捕える時間も長くなるので、しっかり振り切って打てるので奥まで返しやすい。フォア側は振り抜くというより弾くイメージでないと間に合わない。偶数点サーブの時ならバック側へのプッシュは大きな振り方では、間に合わないので弾くイメージが必要。一方でフォア側は時間的余裕もあるのでしっかり振り切ることが出来るので奥まで返しやすい。

大前提として、偶数点と奇数点での打ち方自体を変える意識を持たれた方が良いのかなと思います。なんでも間でも奥に返すのではなく、早いタッチで返さないといけないものと、そうでないもので切り分ける。

チョップからの回転を意識されて振っている場合であっても、レシーブの場合は、引くスピードが遅いと手打ちになってしまいます。肘を中心にキュッとチョップで引く。その後、肘から動かし、チョップから回して打ちます。

相手がプッシュを打った瞬間には、もう引いているイメージです。フォアかバックかを見定めながらです(相手のラケット面を見て判断)。フォロースルーの際のラケットヘッドの向きも大切で、しっかり相手のコートに向いている必要があります。ラケットヘッドが下がってしまっていたりすると飛びません。また重心もシャトルが飛んできている方の足にしっかり乗せる必要があります。

また試合が近い場合で既にパートナーが固定されているなら、自分の苦手な角度でシャトルが飛んでこないように、サーブ位置を変えてもらうなども大切です。いつもいつも同じところにサーブを打つ必要はありませんからね。ほんの10cmいつもより右側にサーブをしてもらったら気にならなくなったなんて事も多いです。

サーブレシーブは、パートナーとの兼ね合いもありますので、自分のパートナーがどこにサーブをしているのか?ここも見ておくと良いと思います。サーブ周りは、本当に重要です。試合で競り負ける人ほど、ここが弱いです。時間をかけすぎるくらいが丁度良いです。

ひとまずこんな感じで、お試しいただき、また疑問が湧いたらお問合せ下さい。

関東大会前の特訓でもひたすらサーブ周りは練習しました。打ちたい気持ちが子供たちからヒシヒシと伝わってきたものの、上位にいけばいくほどここの差が致命的になるものだと言い聞かせて頑張ってもらいました。その子達のペアが劇競の末、負けてしまったと聞いて、心にぽっかり穴が開いた感じでしたが、他にも問題を抱えていたようなので、すごく褒めてあげたくなっています。

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