2016/11/07 地面の反力を活かすタイミング バドミントンと足の着地

昨日は久々に家族全員で外出してきました。とは言っても学童の親子行事です。行事の係りになっていたので致し方なく。。本当はバドミントンの練習をさせたかったので、ミニラケット持参で参加してきました。アスレチックで有名な千葉のありのみコースで、アスレチックとBBQと合間合間のバドミントンで楽しんで来ました。

膝の調子もそこそこ良くなってきたので、アスレチックを息子たちと一緒に遊んでいたら、下りが続くアスレチックのあたりで、また違和感が出来てきてしまいました。それでも公園の空いているところでバドミントンをする時にはもう痛みは消えていたので、水曜日にはまた運動できると思います。

さて、そんな公園バドミントンで、長男坊と久々にシャトルの打ち合いをしました。三男坊はすぐにアスレチックに消えていってしまい暇な二人で淡々と。風もあるので高く上げないドライブやロブで遊んでいたわけですが、長男坊はいつも手打ちになるので、その原因を探ってみました。

シャトルに向かって足を出しているときでも、手打ちになる。その打ち方にもどこか違和感がある。なんだこれはと思いながら、結局、その場ではその違和感の正体がわからずに、持ち帰りになってしまいました。帰宅後、YoutubeでTOP選手のものと比較しながらこの原因を探っていってようやく違和感の正体がわかりました。

参考にしたのは、東京オリンピックでメダルが期待される女子バドミントンの山口茜選手の試合です。155cmとちょうど長男坊と同じくらいの背丈なので、デンマークオープンの決勝の試合などをみながら運動連鎖部分を確認しました。

長男坊の足出しからショットの間に感じる違和感は、足をついてからシャトルを打つまでの時間の長さが正体でした。シャトルに向かって足は出すものの、その足の着地が早すぎていたのです。山口選手以外のTOPレベルの人を確認しても、フットワークに切れのある人は、ほとんどが、足を着地させるのはショットのギリギリ手前の瞬間でした。

着地時に地面から受ける反力は大きいものではありませんが、この力はバネの力なので、瞬間的な勢いが生まれやすいです。しかし、うちの長男坊は着地が早すぎるためにこの反力が無くなってしまってからショットになっているため下半身のバネが消え去ってしまっていたのです。

山口選手などは、追い込まれた時にこそこの反力をしっかり利用して、打つ瞬間まで足を着地せずに、その分しっかり移動していました。自分自身のバドミントンを振り返ってみても、特にフォア奥、バック奥では、着地が早すぎているので、地面の反力を利用できていないなと感じました。力で押し返そうとばかり考えてグッと足をついている事が多いのです。

確かに学生時代はこんなことやっていなかったなとも思います。ダダダン、ドンとこんなリズムでフットワークをしていたのを思い出します。今は、ダンダン、ドン。と「ン」が多い感じです。一瞬のパワーをもらえる地面の反力をしっかり自分でも取り戻そうと思います。

シャトルに向けて足を出し、打つ瞬間まで着地を我慢し、足を延ばす。着地とほぼ同時にショットする。苦しい時やロブなどではこれが一つのポイントかと思います。楽をして足を先についちゃ~いけないよ、まだ一歩深~く足を伸ばしましょ。こんな感じで長男坊にも教えていこうと思います。

それにしても山口選手、またひとつレベルを上げていましたね。地面の反力を使えない時には、ジャンプして落下の力をしっかり使い、力まずに打つショットの切れとパワーが増していました。元からフットワークや反応速度が速いので、軽いショットがこれだけレベルアップしてくると相手は相当疲れるでしょうね。ほんと嫌な選手に成長していました。うれしいものですね。

地面の反力と、落下の力、うまく説明できるように自分と息子たちで練習し、ジュニアの子供たちにも伝えて行きたいと思います。

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