先週は二日ほど夜の練習に三男坊をつれて行きました。特に嫌がる風でもなくすんなり行ったので少し驚きました。以前は「勝ちたい」ばかりだった息子も、最近は「負けたくない」と気持ちが変わってきました。勝ちたいだけでは、勝って終わってしまいます。負けたくないという思いの方が、自分を高めるには向いているんですよね。ようやくではあるのですが、いよいよかなと感じます。
さて、私も練習にお邪魔しながら、自分自身もジュニアの子供たちとバドミントンをしてきました。6年生を中心に、シングルス、ダブルスと試合をしました。ジュニアの子達の成長のためにとはいえ、ここまでやっていると自分自身も強くなってしまうのではないかと思うくらい体に鞭を入れてしまっています。回復は相変わらず間に合いませんが、ジュニアの子には良い当て馬になれているかなと自分でも感じます。
6年男子はタイプの違う3人がおり、どの子もしっかり成長していて、毎度毎度キツイ試合になります。6年女子3人はちょっと伸び悩んでいる感じがするのが気になりますが、彼女たちは長い目で見てあげても良いのかなと思います。男子はまだ本戦を控えているので、集中しているので、どうしても差がみえてしまうものですからね。
男子3人のシングルスに関しては、確実に課題をクリアし、毎度毎度、成長をみせつけてくれています。TOPシングルの彼は、腰下のレシーブをしっかり工夫して返せるようになってきたので、次はスピードアップに取り掛かれそうです。左利きの男子も、ただ粘るだけでなく、自分の良い面を活かせるような冷静さが見えはじめました。まだまだ凡ミスが多いので、もったいない部分はあるのですが、冷静さと本来彼のもつ「大胆さ」という武器が組み合わさった時に、一つ上のレベルにいけるかなと感じるようになりました。
もう一人の台湾の男子は、直接試合はしていないのですが、ほんの2か月前までは、諦めてしまっていた球も、追うようになっています。元から技術はしっかりしているので、粘りが生まれた今は、おそらく初参戦の次の東京都シングルスで、周りを驚かせる結果を見せてくれるのかなと思います。体力面が課題なので、トーナメントの上位との連戦が続き始めた中で、どれだけできるのか?を本人が意識できたら良いなと思います。
全小の個人にも出場する男子ダブルスに関しては、少しだけ不安が残っています。仕上がったのかと言われれば、随分と仕上がってきているのですが、サーブ周りの精度があまり上がっていません。1点のプレッシャーのかかる場面で、ショートサーブをしっかり打てるのか?ロングサーブにしっかり対応できるのか?この二つが勝敗を左右しそうな感じです。試合後のアドバイスではこの2点を伝えてはいるものの、本人たちの目があまりパッとしていないのも気になります。
もちろん他のことを課題で取り組んでいるのはわかるのですが、サーブ周りでコケてしまっては、自分が磨いたものを使う機会が訪れにくくなります。「サーブやサーブレシーブで相手をコントロールし、ラリー展開を優位に保つ。」入れるためにサーブを打つのではなく、相手をコントロールするために、冷静な目をもち、時には大胆なコースやスピードで相手をコントロールする。こんな面をもう一度確認して欲しいなと思います。
ラリー中に考えすぎる左利きの子には、直感的に感じたままの大胆に攻める思い切りの良いショットを。いろんなコースやショットに打てる右利きの子には、相手コートをくまなく見て隙を発見する冷静さをもった崩し。こんな本来持つ「彼らの強み」を再確認させてあげながら全小への準備をお手伝いしてあげたいなと考えています。あれこれやってきた集大成は、考えるよりも感じたままで良いと思います。今まで考えてやってきた分、相当、感度もあがっているはずですからね。
いよいよ11月も終わりに近づき12月です。怪我や体調管理、栄養補給には最大限、注意を払って、練習、そして、試合に挑んで欲しいなと思います。あと一か月です。私も彼らのためにがんばります。彼らが、うちの次男坊と同級生だからというのもあります。息子を応援するように応援してしまうんですよね。みんなで前進あるのみ!