2016/11/25 蹴り足のつま先の向き バドミントンとフットワーク

昨日は雪が降るとても寒い日でしたが、夜のバドミントンの練習に参加して来ました。体育館は屋内と言っても冷えますね。ホットコーヒーもあっという間に冷えていきました。

寒いので体をこわばらせながら練習している子もいましたが、体、特に筋肉を温めておかないと怪我につながります。「寒いからこそ準備で良く動く」を忘れずに。それでも温まらない場合は、副交感神経の働きがにぶい事が考えられるので、呼吸を早く「スッハ、スッハ、スッハ、スッハ、スッハ」と10回くらいやると良いです。これで体が目覚め始めます。

さて、こんな寒い中、昨日はある問題を解決するためじっくりじっくり男子キャプテンの動きを観察してきました。課題は、彼のスピード。打った後の一歩や最後の一歩にスピードが感じられないのはなぜか?重心移動はもちろんですが、足の使い方も確認し、その中で、基礎的なフットワーク技術が欠けていたことがわかりました。

キーワードとしては、蹴り足のつま先の向きです。足の入れ替えを行い前進する場合なら、後ろ足の着き方、ここがつま先が横になっておらず、しっかり地面を蹴る事が出来ていませんでした。コート奥の足の着き方は、つま先はコートの横方向を向くが基本です。(進行方向に対して横向き)。彼だけでなく他の子もこれが案外出来ていないことに今更ながら驚きました。

ロブやヘアピンの際の最後の一歩も同様で、しっかりつま先の向きを進行方向に対して横向きで蹴れていないことが多く、最後の一歩に伸びやスピード感が無い原因となっていました。股関節が固いのか?膝の回転が出来ていないだけなのか?によって修正レベルはかわるとは思いますが、蹴り足のつま先の方向をしっかり考えて練習が必要だと感じました。

彼のスピード感の無さは、重心移動だけが問題なのかと思っていたら、基礎の基礎の部分がしっかり意識出来ていなかったとは・・・。まずはつま先位置の確認を行わないと、重心移動で無理に体に力をいれてアキレス腱断裂なんてこともあるので、基礎が先かなと思います。まったく出来ていないわけではないので、意識さえすれば短期間で体が覚えてくれるかなとは思いますが、あと1か月早く気づきたかったというのが本音です。

私などの大人もこのつま先の方向は、軽くやる時は手を抜く部分でもあり、見本として失格だったなと反省しています。TOPレベルの選手の動画をみてもこれが出来ていない人はいませんでした。当たり前のことは当たり前に出来ている。これが強さの土台にあるんだと改めて感じました。

蹴り足のつま先の向きは横向き。靴の広い面でしっかり蹴る。股関節や膝の柔軟をわすれずにしっかり取り組みたいなと思います。

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