先日のランニング後のふくらはぎの筋肉痛とバドミントンとの関連性を調べてみました。すると面白い発見がありました。バドミントンを週に3日ほどやるようになっているいたのに、なぜふくらはぎに筋肉痛が来たのか?
まずバドミントンでは、一般的にかかとをあげて構えている事が多いので、ふくらはぎも自然と強化されているものだとばかり思っていたのですが、これは私の勘違いでした。ふくらはぎは踵(かかと)との関連が強いのだそうです。
ランニングでは、否が応でも踵(かかと)をつけますので、踵への負荷がふくらはぎに現われてきていたのです。一方の私のシニアなバドミントンでは、いつも楽をしてフットワークを行っているため、それほど踵(かかと)の力を利用しなくなっていました。ふくらはぎの筋力が落ちていたから踵(かかと)を使えていなかったのかもしれません。
先日、フットワークの基礎として、つま先の方向についてメモしましたが、つま先の方向がなぜスピードを生むのかも、この踵がもつ力を知る事で、合点がつきました。下半身の力の源は、実は踵(かかと)なのだそうです。
つま先を横にすれば、踵からつま先までの横の面で床を蹴れる。蹴る面積が多いから強く蹴れるのだとなんとなく思っていたのですが、踵を使うからパワーが膝を通じて、太ももの大きな筋肉に伝播するのだそうです。だから加速する。こんなメカニズムだったのです。
踵をあげろとバドミントンでは良く言われますが、これも踵でしっかり床を蹴るための準備に過ぎなかったのです。つま先を横にむけつつ、つま先から踵への線の内側、特に踵(かかと)側の内側の面で蹴る。これが大切だったのです。
つま先側で衝撃を吸収しつつ、その反力を踵に移動する。これが次の一歩のパワーを生むんですね。バドミントンのフットワークにあわせるなら、まずコートの横方向を向き、かかとをあげる。次に、かかとを落として、つま先から踵へ体重を移動するようにしながら、コート前方に横移動する。
こんな感じでしょうか。スノーボードのスピード調整、方向転換のようなイメージでつま先と踵(かかと)をつかう事に近いと思います。下半身のパワーを活かすスピードアップには踵から。ただし、つま先の方向を間違えると、アキレス腱に負荷がかかるので、つま先の向きには最大限の注意が必要です。
と、文字だけなので伝わりにくいですね。もう少しわかりやすくないとジュニアの子供たちには伝わらないと思うので、まずは自分をモルモットに伝え方を考えたいと思います。ふくらはぎの筋肉痛のおかげで、踵(かかと)がもつ大切な働きを知る事ができました。うれしい痛みでした。