2016/12/12 天井の高い体育館と足元 バドミントンとフットワーク

東京都シングルスの初日4年生以下の試合が終わりました。うちの三男坊は、案の定といったら怒られますが、力を発揮できずに敗退してしまいました。技術的な問題ではなく、体づくりの差が明確だったように感じました。むしろラケット技術としては負けていない子の方が多かったです。

しっかり床を蹴るフットワーク、逆をとられた時にも反応するリカバリー力、ストップする力、こういった下半身と、体勢の準備といった部分で、対戦した子に後れをとっていた感じです。この冬場でしっかり体づくり、とくにフットワークを鍛えて欲しいなと思います。

他のうちのジュニアの子の試合も観戦したり、サイドコーチが足りない時には、コートサイドでアドバイスをしたりしている中で、うちの息子と同じような課題を持つ子も多いなと感じました。フットワークが「遅い」、「弱い」、「崩れる」。こんな部分が目につきました。

どうしてもまだまだシャトルを目で追ってしまう。足元からシャトルを追いかけるこの意識が足りないなと思います。フットワーク技術、フットワーク強度、フットワークスピード。ミスが多く出るのもこの基礎的な部分に課題があるため、自分の力を存分に発揮できないでいる感じです。

骨折から復帰して間もない3年男子二人は、足がまだ万全でもないにも関わらず、いざという時、ここぞという時には、若干無理をしてでも足からシャトルを追えたことが、勝利につながったと思います。途中途中は、無理をしなかったため点数的には競った試合になりましたが、勝てる子には必ずあるものをしっかり体現していました。

どの子も、動かないで打つショットにはそれなりの力があるものです。しかし、バドミントンは動きの中で行うスポーツです。早々に負けた子たちの多くは、半面練習や手投げノックの練習が多かったので、いきなりそこまで求めるのは酷ではあったのかもしれませんが、勝つために必要なこととして、心に刻んでほしいなと思います。

練習でやれていない事は、試合でもやれない。練習でサボった事は、試合中のミスとして現れる。当たり前の事ですが、練習内容と試合結果はリンクしているなと改めて感じました。フルコートを活発に動けるような特訓をさせてあげようと思います。

今週末は、高学年の東京都シングルスです。同じようにフットワークの差が致命的にならない事を祈りつつ、今週の調整練習をみてあげようと思います。6年生にとっては小学生最後のシングルスの公式試合です。天井が高いからといって上を向いては腰は浮いてしまいます。しっかり相手をみて足元からシャトルを追うんだよ。あごをあげずに、がんばれ!

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