2017/01/26 ダブルスで問われるシングルス力 バドミントンと窮地

体調が戻ったはずなのに鼻水やくしゃみが出る。なんだろうと思ったら少しずつ花粉が飛び始めていたんですね。マスクとティッシュ無しには過ごしにくい季節がやってきてしまいました。花粉にはここ数年それほどやられていなかったのですが、今年は注意していきます。

子供たちを車に乗せる事も多く、運転中にくしゃみほど怖いものはありません。万が一にも事故はあってはなりませんからね。

さて、昨日の水曜日の特訓DAYで、ダブルスの試合も近い事もあり、パートナーの動きについて、状況判断という面を特訓してきました。パートナーが崩れたとき、苦しい時に、相方はどんなスタンスでコートに立つのか?です。

まだまだ基礎レベルの低い子達のダブルスなので、結構簡単にパートナーが崩れてしまうことも多いのですが、その崩れたときに相方は何も変えることなくそこに立っている事が目立ちます。

そこで、昨日は、ノックをあげる時に、あえてパートナーが崩れるように球回しをしながら、相方がどうフォローするのか?を特訓したわけです。基本的にうちのジュニアの子は、シングルスの練習を多くしているので、普通にフルコートを追える子が多いので、その特性を活かしてパートナーが崩れたら相方は、シングルスだと思ってコート内のパートナーのいないところすべてをケアする。

こんな特訓をしてみました。前衛にいたなら、一歩下がってシングルス。サイドに並んでいたら、一歩センターによりシングルス。と、二人で守れない状況になったらシングルスという意識を植え付けました。

前衛にいるからとか、サイドバイサイドの形だったからというダブルのセオリーにしばられすぎないように、パートナーの状況をすぐに判断して、二人で守るのか?一人で守るのか?の頭の切り替えをしていきました。

すると、いままで崩れたパートナーの反対側の奥もケアして欲しいのに前衛が前にたったままだったところに、ようやく一歩下がりながら飛びつけるようになってきました。シングルスなら当たり前に出来ている事なので意識が変わったのだなと感じ取る事ができました。

ダブルスとはいっても、子供たちのダブルスには穴も多く、体勢が万全であることは大人に比べると非常に少ないです。このダブルスの穴を日々鍛えてきたシングルス力でカバーできるようになれば、失点の少ない、嫌なダブルスに成長するかなと感じます。

ダブルスの試合が近いからとダブルスの練習だけでなく、しっかりシングルスの大切さを感じ取ってもらいながら、あと1か月後に迫る東京都ダブルスに備えていってもらいたいなと思います。コートの4分の3は一人で守り、そして攻められる。こんなダブルスがジュニアには向いているのかなと思います。大人のダブルスセオリーだけがセオリーではないですからね。相手も子供なわけですから。

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