2017/02/07 プレーリズムの有り無し バドミントンとライバル

最近、体の回復が以前より確実に衰えてきたなと感じます。一番の原因は、運動不足かなと感じます。日数で言えばバドミントンを沢山やっているのですが、運動レベルとしては20分程度の強度の日が8割以上をしめます。夏場のプールに行って1時間近く泳いでいたことに比べると、運動不足が明確です。

三男坊は体育館での練習時間が増え、確実に成長しているのと反比例するように、自分の体が衰えてきています。体育館にいることが増え、バドミントンの回数は増えても、マイナス面が大きければ成長どころか衰えてしまうんですよね。体が衰えると、運動がきつくなり、その分、回復にも時間がかかり、運動がしたくなくなるという悪循環に陥ってしまいます。

明日の運動を楽にするために今日運動する。この意識を呼び起こして、再出発しようと思います。下半身づくりは軽いランニング、上半身づくりは、強く早く振る素振りで、今確実に落ちている部分を復活させたいです。

さて、こんな衰えた体ではありますが、久々に三男坊の同級生男子2名とシングルスの試合をしました。安定感のある3年男子東京No1と爆発力のある東京No2との戦いの中で、なぜNo2がNo1にいつも負けてしまうのか?が同じ日に試合をした事でよくわかってきました。

外からみていると、単にNo2男子の方が自滅しているように見えるのですが、実際試合をしてみると、No1男子の独特のプレースタイルがNo2の鬼門なんだなと感じました。具体的には、No1の子のプレーリズムが非常に遅いのです。一つ一つを丁寧にという意識もあり、無駄に飛ばない、しっかりシャトルを待って打つ。背も小さいのでこれが異様に遅く感じるのです。

それでも一部のショットだけはスピードがあり、この緩急の差にミスをしてしまうのだなと。No2の子は、本当にいろんなプレーが出来る子なので、余裕があるとあれこれ考え過ぎて、余計な事までしてしまいます。このため、テンポが遅いNo1のラリーでは、あれもこれもといろんなことをやれてしまいすごいショットも出れば、凡ミスも出るといった感じで点は取れるが取られる展開に自然となっているようです。

こういった展開ですので、ラリーは、いつもNo1のリズムで行われてしまっています。終盤になると自分のリズムで試合をやっている方が、体力的にも精神的も有利に働きます。ひとつづつひとつづ相手のショットに慣れていくNo1の子に対してNo2の子が出来る事が徐々に減って行き、サイドアウトが増えて、逆転で負ける。いつものパターンとなってしまいます。

技術的には、No2の子の方が上であるにも関わらず彼がいつもNo2なのはプレーリズムに課題があるように感じました。相手に合わせず自分のプレーリズムで3セット押し通せるか?ここがNo2の子の課題です。プレーリズムを持った相手との対戦の場合には、ここに来たらここに打つ。この展開ならここに打つ。このリズムの徹底から始めると良いと思います。体力、技術力で上回っているならこれだけで自然と勝てるのです。

逆にNo1の子の課題は、プレーリズムが遅すぎる部分です。それで勝てる子ももちろん沢山いますが、本人の目指す高みへ行くには、強引さをもった強いプレースタイルも必要です。受けて受けて受けてだけでは、今の身長だと押し切られてしまいます。No2の子のもつその場かぎりの発想での強引なショットも必要だなと思います。

この二人のライバルは、勝ち負けだけでなく、お互いのプレーの良いところを吸収しあっていけば、本当に全国でも勝てる子に成長するでしょう。誰を真似するか?今の彼らはどうしても上手い大人に目が行ってしまっていますが、目の前の良きライバルのプレーを真似る事が、お互いの課題を克服しワンランク上にいくのに最適であることを知って欲しいなと思います。

うちの三男坊も同級生のこの強烈な刺激から目をそらさず吸収していって欲しいなと思います。最近はかなり本人もがんばっているのですが、まだまだレベル差は大きいです。質の良いプレーを良く見、質の高い練習を行い、意識の高いライバルと試合をする。この強くなれる環境をうまく活用して欲しいなと思います。父ちゃんも体鍛えてもう一回がんばるので。

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