2017/02/09 ベストよりベターを増やす バドミントンとメンタル

昨日は水曜日特訓DAYでした。試合も近い事もあり子供たちもおふざけする事無く、練習に取り組んでくれました。初心者グループ、シングルスグループ、ダブルスグループの3つに分かれてひたすら汗をかきました。サーブ周りの精度アップの練習が思ったより成果を上げていないので、少し練習の仕方を変えてみないといけないかなと感じています。

サーブ周りの精度に関しては、技術レベルはもちろんなのですが、メンタル的な部分で精度を下げてしまっているように感じます。技術部分の練習中心の今のスタイルでは、自信をもってサーブ周りの処理を行う事につながっていないように感じています。

相手のコートに低い弾道で浮かないように入れる。この練習だけでは、浮いたりショートした瞬間にNGだと脳に刻まれすぎてしまうようです。実際の試合になると、多少浮いても、多少ショートであってもそれだけで失点につながる事はそれほど多くありません。限り無くミスには近いものの、致命傷ではない。この感覚を育ててあげないと自分はサーブが下手なんだと繰り返し脳に刻む練習になってしまいます。

結果的にサーブ周りの不安が、さらにサーブ周りのミスを呼び込む悪循環となってしまいます。相手も小学生であり、サーブプッシュもサーブレシーブもそれほど精度も高くありません。自分だけでなく相手のレベルも考えてサーブが出来るようになれるようにしてあげたいなと思います。

相手がプッシュが上手いならもうショートサーブは捨てても良いのです。相手がプッシュが上手くないならただただ相手のコートにサーブを入れるだけで良いのです。自分の技術力だけを向上させようと必死になるのは悪い事ではないのですが、それで自分の心に不安ばかりが成長しては意味が無いのです。

強いメンタルを育てる以上に、弱いメンタルを育てない。こちらのスタンスも忘れてはいけないなと思います。強いメンタルを育てるのには時間がかかりますが、弱いメンタルを育てないのは解決策一つ提示してあげれば良いのですぐに出来ます。

相手のプッシュが怖いと感じたらその気持ちを素直に受け入れ、プッシュにならないロングサーブを使ったり、サイドライン付近にサーブをすればよい。こんな解決策です。怖いと思う、嫌だなと思う。こんな直感的に感じたものを素直に受け入れて、自分のレベルを把握していけば、そこから課題も生まれるものです。逃げるは一時の恥かもしれませんが、今後のレベルアップの役に立つのです。

メンタル面で不安になったら対戦相手を良く見る。そして自分に出来る事の中から、回避策をみつけ切り抜けていく。ベストだけではなく、ベターな事を脳に繰り返し刻んでいく事が、技術の幅を広げ、結果メンタル強化につながっていきます。ミスを繰り返す練習を避け、ベストショットよりベターショットの数を増やすこれが精度アップの近道です。

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