2017/02/21 考えてはいるが足りないもの バドミントンとコース選択

日曜日のジュニアの練習の一環で、近場の河川敷を高学年生と一緒に走ってきました。1km程度の軽いランニングはちょっとづつ初めているものの、さすがに5kmはきつく感じました。折り返し地点で、最後方の子が来るのを待って、そこからダッシュで前の子達を追い抜こうとしたのですが、思ったより足が残っておらず途中から普通のランニングになっていました。

心肺機能はそこまで落ちていなかったのですが、ふくらはぎやハムストリングあたりの筋力が落ちているように感じました。加速はできるけど、そのスピードを維持できない感じです。半年前には出来ていた事が、もう衰えている。日々の運動の大切さを痛感しました。階段の昇り降りとあわせてランニング距離を増やしていこうかなと思います。このままでは子供たちの練習相手にならなくなってしまいますからね。。

さて、自分の事はさておき、ジュニアの子は、今週末に、ダブルスやシングルスの試合があるので、積極的に練習をする子が増えてきました。特に5年生の女子軍団が、毎度のように私を捕まえにきて、オールロングやオールショート、ハイバックの特訓などをお願いされます。技術的な問題部分の補正をいれながら練習してきた特訓が、徐々に試合中にも出来るようになってきて、自分が出来るようになった時のようにうれしく感じたりしています。

こんな5年女子軍団とはシングルスの試合も、最近になってよくやるようになり、徐々に、彼女たちの癖や、欠けている点もつかめてきました。その中で、彼女たちに共通している不足技術を今日はメモしておこうと思います。

シングルスでもダブルスでもそうなのですが、なんでそこに打つの?という場面が非常に多いのが彼女たちです。相手がフォアで構えているのに、フォアに打つ。相手が前に来ているのに、前に落とす。などなど。試合の後に、それぞれにヒアリングしてみるとすこしびっくりする答えが返ってきました。

「どういう事を考えていつも打つコースを選択しているの?」「え~っと、相手の苦手のところとか、相手がいなそうなところとか、あとは練習したところです。」「それってラリー中に見て決めてるの?」「いや・・・なんとなくです」

彼女たちのコース選択は、漠然とした考えだけで、今、目の前の相手をみて選択をして打っていなかったのです。もちろん余裕のない時もありますが、相手をみてコースを選択するというプレーは訓練しないと出来ないものです。シャトルが上がった瞬間に、相手コートをみる。ダブルスならパートナーも確認する。打つ前にもまた確認する。

瞬間的にシャトルから目を離し、状況を判断するということが出来ていなかったのです。どうりで、初対戦の格下相手との第一ゲームに苦戦したり、ダブルスの攻撃が、構えているところに打ってしまう事が多いわけです。やりなれた人であれば、情報はあるけど、無い状況では苦労してしまうのです。

もちろん相手もこちらを見ていないような場合なら問題ないのですが、東京都の他のジュニアの強豪たちは確実に見て打っています。東京都で一番上まで行くには、この課題をさっさと克服しないと厳しいです。自分勝手なラリーでも勝てるだけの力を手に入れるのも手ですが、そこまで強烈な武器はまだ育っていません。。

今週末はもうダブルスの試合になってしまいますが、今年の関東大会予選、そして関東大会までには「コースの選択眼」を手に入れ、ワンランク上の戦い方で、全国への切符を手にして欲しいなと思います。これで、勝てる相手と勝てない相手がはっきりしてしまう事もなくなるでしょう。

ほんと彼女たちは素直すぎます。バドミントンは、だましあいのスポーツでもあります。3年男子のように相手をみて裏をかく。こんな部分も身につけて欲しいなと思います。考えて打つのは結構ですが、そろそろ選択して打つ時間ですね。

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