2017/04/18 前足着地は棒でなくバネに バドミントンと身体操作

毎日バドミントンの練習に明け暮れる三男坊。想定していたように昨日の月曜、いよいよ疲労のピークが来た感じを受けます。天気が悪かったので車で送り迎えをしたのですが、帰りの車ではすでに爆睡していました。帰宅後、食事をする中でも、目がもう開かない感じで、うつろうつろでした。

母親からは大丈夫なの?と私も問い詰められてしまいました。本人はそれでも「嫌」とは言わずに、明日は休みで、次は水曜だよね。と言っているので、気持ちはまだまだ前向きでした。この疲労を超えれば、少しは楽になるので、今は踏ん張りどころだと思います。きついでしょうけど。

若葉カップに埼玉オープン、さらにはABCと5月は毎週のように厳しい試合が続きます。逆に言えば、今週一杯くらいしか追い込む系のハードな練習は出来ません。体力面、精神面の底上げを、技術以上に今やり遂げて欲しいなと思います。

さて、昨日は珍しく、息子が頑張る姿を見ながら、体の使い方について、彼に欠けている部分が目に飛び込んできました。息子の試合は、どうしても試合やラリーをみてしまいあまり発見できないでいたのですが、成長した彼の動きをようやく冷静にみれるようになったのかなと思います。

息子のクリアやスマッシュは、上半身の振りのスピードの割には、飛ばない沈まない事が多いのですが、それがどこから来るのか一つ発見できました。それは踏込足の使い方です。前に出した足のバネを使えていない。足を前に踏み出す時に、着地の時点ですでに足が伸びきっている事が多いのです。

足を置いているだけと言っても良いでしょう。若干、膝を曲げた状態で、前足を着地させていないので、前足が棒になり、下半身の力は、後ろ足の蹴りだけになっていました。ほんの少し膝を曲げて前足を着地させておけば、ヒットの際に前足を伸ばす感じで、前足のバネも使えるため、上に打つにしても、下に打つにしても、後ろ足の蹴りの力をより前に伝えやすくなります。

ジュニアの練習でも、「後ろ足で溜めて、体重を前足に移動しながらヒットする」この基本動作の中で、前足への体重移動の仕方という部分をあまり細かく指示してあげていなかったんだなと私自身も気づかされました。

ちょうど明日は水曜日の特訓DAYなので、他の子も含めて、体重移動の際の前足の使い方を少し練習させてみようと思います。後ろ足ほどではありませんが、前足でもほんの少し膝を曲げて溜めてから打つ。

利き足でない方の脚力が無い子も多いので、もしかすると難しいのかもしれませんが、体全体のバネを使えるようになれば技術だけでなく、一部の個所に疲労が溜まる事も減り怪我も少なくなりますので、取り入れてみようと思います。

より高いクリア、より沈むスマッシュのために、前足のバネを活用。これで背筋の力も活きてくるはずです。体がすでに持っているポテンシャルを最大限に発揮できるように細かな部分にこれからも目を注いでいこうと思います。最小の動きでこそ、最大の力が出る。一部分でも連鎖から外れるとこの効果は無くなる。身体はほんと面白く出来ていますね。

バドミントン旅行が出来る宿