2017/04/21 狙いがないからイライラする バドミントンと目的意識

昨日は久々に新6年女子軍団と試合練習をしました。傍から見ていると、それほど強くなったようには思えない感じだったのですが、実際に試合をしてみると、おっ、これ取れるようになってる。これ触れるようになったんだ。など、ワンラリー分成長していることがわかりました。

それでもまだまだ最初の3本の精度が低く、むやみに点を与えてしまうことが多いので、気持ちの面でどっしり自信をもってラリーを開始するメンタルの成長が待ち遠しいです。サーブやサーブレシーブに意識が行き過ぎてしまえば、次のショットの準備が遅れます。旅に出る時に、家を出る時の事ばかり考えていては、旅先で苦労します。結構なんとかなるもの。このくらいの度胸がもう少し欲しいかなと感じます。

シングルスをやった6年女子は、最近、負けが続いていたので、その原因を探りながら試合をしてみましたが、技術的な課題以上に、目的意識の欠如が感じられました。漠然と試合をしてしまうようになっていました。ほんの少し前の良い時は、ラリーの中に、狙いを感じ取れていたのですが、これが欠如しているため、なんとなく感性で打つところを決めているようでした。

1セット目はそのまま漠然とした試合となり、これでは試合をしても負け癖が治らないと思ったので、2セット目から、フォア側をワンテンポ遅れて取るようにしてみました。取れない時はくっそーと叫びながら。ここが俺の弱点だよとわかるように。2本に1本決まるようになってきて、そこが弱点だと気が付いたようで、それからは、フォア側を決め球にするようにうまい具合に球回しを始めました。

ワンラリーでななく、長いラリーの中で、相手を追い込んでいく昔の彼女の強さが戻ってきました。試合序盤や格上との対戦で、相手の弱点がつかめない場合など、狙いが定まらない時に、彼女は苦しんでしまうようです。相手が誰であろうと、自分から狙いを定めてスタートする。狙い始めるとこれでもかと徹底できるのが彼女の強みです。

スナイパーの強みがしっかり発揮できれば、まだまだ倒せる相手は多くいます。ボウリングの1番ピンを倒せば、他のピンもドミノ倒しに倒れていくように、相手は崩れていきます。どの狙いが1番ピンにあたるのか?この狙いの精度も上がっていけば、彼女はまだまだ強く(怖く)なると思います。やる事(狙い)を定めていないと、相手の思うがままです。これではどんな人でもストレスは溜まるものです。イライラの原因は、技術でもメンタルでもないのです。単に迷子だからなんです。

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