昨日の練習でうちの三男坊が股関節付近に痛みを訴え、練習が見学となってしまいました。ひとまず今日、整骨院に行き、数日休養をとってABC予選に参加できるかどうかをみなくてはいけなくなりました。昨年は関東予選を棄権し、体のケアには注意していたのですが、まだまだケアが足りていませんでした。
せっかくなので、今日は、この障害がなぜ起こるのか?これを調べてみたので、それをメモしたいと思います。なってしまったものは仕方がないので治療と予防に専念し、超回復して怪我前よりも強く復帰できるように研究します。
さて、まずは、障害発生のタイミングですが、息子やコーチの話を聞いた限りではありますが、サーキットトレーニング中のサイドステップ時に、もっと頑張れと声をかけられて、うちの息子もそれに応えた時に、左足の内転筋付近に痛みが現れ練習を中止したとの事です。
内転筋の障害について調べてみると、バドミントンのようなスポーツでは、利き足ではなく、非利き足の方に、障害が発生しやすいとの論文を見つける事が出来ました。どうやらバドミントンのような半身になる事の多いスポーツでは、内転筋の発達の左右差がおきやすいのだそうです。
また、内転筋は重心を保つ働きがあるため、少しバランスを崩したりすると、負荷がかかりやすいとの事です。バランスを崩す要因としては、股関節の安定を保つ外転筋の疲れや筋力不足などから来ることが多いとの事です。
私なりの解釈としては、この数か月、うちの三男坊はひたすら体を追い込んで下半身の強化をはかっていた中で、筋肉バランスが偏って成長していた。そこに、埼玉オープンでの惨敗と、ABC予選前の奮起が重なり、今まで以上に思い切り踏み込んでしまったのだと思います。
筋肉バランスが崩れた中でのこの取り組みが、重心が崩れる要因となり内転筋に余計に負荷をかけてしまったものと思われます。休み明けの練習でしたので、筋疲労というより筋肉バランスの偏りによる障害なのでしょう。
時々一緒にお風呂に入り筋肉の発達具合をみてあげているのですが、その時に、左足と右足の筋力差はわかっていました。ちょうど2週間くらい前の事です。「左足が張ってるね。左足の筋肉はまだまだだね。」と言っただけで終わらせてしまった事を反省しています。
整骨院でどんな診断をうけるのかはわかりませんが、筋肉バランスの偏りには、もう少ししっかりケアしてあげれば良かったなと思います。怪我は残念ですが、バドミントンというスポーツで起こりうる障害の一つとして、一つ勉強になりました。
上半身も下半身も、左右の筋力バランスの偏りは怪我の素。それを痛感した出来事でした。うちのジュニアでも取り入れられている逆手の逆足のバドミントン等を通じて、筋力バランスが偏らないようなトレーニングの負荷を少しあげても良いのかなと思います。
今は、遊びの延長ですが、股関節付近を痛める子もチラホラいるので、逆手逆足もまたしっかりとしたトレーニングで筋肉バランスを向上させ、怪我予防はもちろんの事、運動神経の成長を促してあげたいなと思います。