2017/05/22 コート奥の矛盾 バドミントンとシングルス

昨日は、ABC東京予選でした。朝6時に家を出て、帰宅は22時と長い一日でした。結果としては、予測の範囲を大きく超えた結果はありませんでしたが、私も息子以上に熱をいれてバドミントンを一緒にやってきた4年女子がベスト8に入り込んでくれた事が大きな喜びでした。目頭が久々に熱くなりました。

彼女のように技術が足りない事は重々承知の中でも「優勝する」と、強い気持ちで挑める度胸がうちの息子にも欲しいものです。ちなみに、うちの3男坊は、先日の埼玉オープンの時のようなかっこ悪い負け方ではなく、しっかり挑んで負けてきました。怪我した部位は昨日の試合を通じて、恐怖心が随分と取り除かれたようです。あとは恐怖心を克服すれば怪我から完治といった感じです。負けた相手の試合をその後もずっと一人眺めていたようなので、気持ちの面でも少し変わってきたなと感じます。

さて、内輪話はこの辺にして、ABC東京予選を通じて、感じたことを今日はメモをしておきます。1.強化すべき点 2.対策すべき点 3.熱中症 の3つです。長くなる場合は、明日に分けてメモします。

1つめは、勝ちきれる子達のシングルスと、勝ちきれない子達のシングルス、この境界線が少し浮き彫りになってきたのでそれをメモします。うちのジュニアの子達は残念ながら後者の勝ちきれない子達に属しています。惜しいところまでは競れるのだけど勝ちきれない子が多いのです。

ずばり書いてしまうと、コート奥の弱さです。リアコートから繰り出されるショットの質はもちろんの事、打てるショットのレパートリーの少なさを痛感しました。一本で崩され、しかもそこでやばいと思ってしまう。また、攻める方でも、一本で崩せると思ってしまい、それでいけると思ってしまう。

完全に崩されたならまだしも、もうひと踏ん張りすれば、崩されかかった体を持ち直せるのに、その前に、焦って返球してしまいます。グッと我慢して、体勢をまず戻し、シャトルが強く振れるところまで落ちてくるのを待って、大きく振りかぶってヒットする。手打ちではないため相手も前には詰めにくくなり、ラリーをつなぎやすくなります。

強化すべき点は、リアコートでの我慢、必ず体勢をリカバリーし、大きく振りかぶってヒットする部分かなと思います。サーブリターンの一発目からサイドアウトや、ネットにかけてしまうのも、予測と違うところにサーブが来た時に多いです。

まずはきっちり体勢を整え、焦らず強く打てるところで打つ。より高い打点で打つのは、この基礎土台が出来て来てからでも十分。リズムよくステップ刻んで、焦らず体勢維持を最優先に、大きな振りでヒット。これが大きな差であったと感じました。

2つめは、対策すべき点です。これは1つ目の正反対にもあたるのですが、うちのジュニアの子達の多くは、大胆に大きく動き、大きく振りかぶって打てる子はあまりいません。その為か、大会になると、相手のこの大きな動き、大きな振りに、惑わされてしまう事が多いと感じました。

大きく振りかぶっているので、スマッシュだろうと思ってしまうことも多く、そこからクリアやドロップが来る経験を積めていないため、試合中に、迷いをうむ要因になってしまっているようです。これが顕著にみられるのが6年女子エースで、相手が大きく振りかぶると反応に迷いが生まれてしまいます。

焦らず逆をとられても、体勢を整えなおして、打ち返すこともまだまだ未熟なので、この相手の振りの大きさとのダブルパンチで、苦しいラリー展開ばかりで、連続得点を奪えない状況が多くなってしまっています。苦しい展開なので、ふと集中が途切れた時の連続失点で、差を広げられる。

連続得点が無いわけですから挽回は難しい。惜しい試合でも勝てない試合になってしまいます。相手の大きな振りに慣れる。これが対策すべき点かなと思います。私も6年女子で今回優勝した子のプレースタイルを脳裏に焼き付けてきたので、コピーロボットのように大きく強く戦ってあげようと思います。

3つめの、熱中症対策ですが、長くなってきたので次回に回します。うちのジュニアの子も昨日のABC予選の準決勝で暑さにやられてしまい、兆候を見逃していたら危ない所だったかもしれません。これからの時期には再確認しておきたいので次回メモします。

というわけで、今日は、リアコート(コート奥)に矛と盾をもつ子は強かった。という話でした。

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