2017/07/04 打たずに跳ね返す バドミントンと面づくり

土日の強化練習で気が付いた事の続きです。子供でも上級者はやれている事で、うちのジュニアの子たちが意識出来ていない事の一つをメモしておきます。一言で言えば、ネット前でのラケット面の準備がおそろか。となります。

これはシングルスでもダブルスでも同じです。ラケット面は、自分のいるポジションにおいて変化させる必要があります。前にポジションをとる場合ほどその意識は重要となってきます。こちらのヘアピンに対して相手もヘアピンで返すような場合、ダブルスで自分が前衛にいる場合などがよくある場面かと思います。

よくラケットをあげて待てと指導される事が多い場面です。ラケットが腰より下にある子もいますので、こう指導せざるを得ないのかなとも思いますが、上げ過ぎてしまう子も稀に見かけます。小学生であればラケットの先端が鼻の高さくらいにあれば十分だと思います。それ以上に、ラケット面がどこを向いているかが重要です。

たとえラケットをあげておいたとしても、ラケット面が相手コートを向いていないのであれば、すばやく相手コートにシャトルを押し返すことが出来ません。

子供たちがこの準備をしたがらない理由もわかっています。多くの子供たちはシャトルは「打つ」ものだとしか考えていません。「跳ね返す」ものという考えがないため、振りに行くのです。ラケット面が相手コートに向いていては振るためのテイクバックが出来ないので、やりたがらないのです。

ラケット面を相手コートに向けて、壁を作って、その壁に飛んでくるシャトルを当てるだけで良いのに、難しい事をしたがるのです。ネット前で振り切るからアウトになったりネットにかけたりします。面づくりが最優先。ネットを超えるように面の調整をし、余力があったらそのヘッドを少しだけ走らせる。これで十分、シャトルが相手コートに落ちていきます。

強烈なプッシュで点をとれるとかっこよくうつりますがミスも多いですし、コースを間違えれば返され相手に勢いを持っていかれます。足の短いプッシュでシャトルを静かにコートに沈める方が確実に相手の足をとめ、徐々に徐々に相手を追い込んでいけます。

強化組の最上級選手たちは、ここまで出来ている子がチラホラ見受けられました。コート前方ポジション時には面づくりを最優先、打たずにはね返す意識。こういった部分も、うちのジュニアの子達にも伝えておかないとなと思います。ラーメンやうどんを食べる時に、頭に「面づくり」が浮かんでくるくらいの意識付けがしたいです。

追伸、強化に参加した4年男子3人組は、昨日の練習前、筋肉痛自慢をしていました。唯一2日とも厳しい強化練習に参加したうちの三男坊は下半身が相当悲鳴をあげていたようですが、友達との筋肉痛自慢が出来て楽しそうでした。

腰を低く落とし、膝や踵への負担の多いシャトル拾いは2日連続でみっちりやるような練習じゃないかもなと思い、ちょっとだけ心配していたのですが、昨日練習の軽い運動で、筋肉痛も無事解消したようです。若いって凄いですね。私の腰には、まだトクホン4枚が張られ続けてています。明日は水曜特訓DAYですので、今日もゆっくり湯船に浸ってさっさと寝ます。

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