今日は水曜日ですが、体育館の都合で、しばらく水曜特訓DAYもなく、時間に余裕があります。この7月ほぼ毎日のようにバドミントンに触れてきたもののメモは私の夏休みもあり、すっかり更新できていませんでした。この半月で気が付いた事を時間のある今日メモ書きしておきたいと思います。
今週末の若葉カップ本戦でも似たいような事がありえると思える事からメモ書きしていきます。今日のメモは、コートチェンジで激変する子供たちです。
慣れない体育館で試合をすると、セットが変わる度に、パフォーマンスが低下する子がチラホラ出てきます。1セット目はなかなか調子があがらないのに、2セット目は人が変わったように良いプレーをする。そして最後に競り勝つ。逆に、1セット目は絶好調だったのに、2セット目で減速し、ファイナルセットで競り負ける。
こんな事が、この半月の中で、多くの対外試合の慣れない体育館で頻繁に起きていました。セット間のサイドコーチのアドバイスで変化したものもあるのでしょうが、調子が悪くなる子の説明がつかないのです。もちろん変な事言っちゃたかなと私なんかも思う事もあるのですが、子供たちの構えや姿勢を見比べてみたところ、コートチェンジが一番の変化の要因だなと感じました。
体育館の壁に向かっているコートと、その反対のコート。同じように子供たちはプレーしているつもりでも、中に向かっていると、どうしてもアゴが上がりやすくなり、その分、ショットは浮きやすくなってしまいます。またコート奥に打たれるクリアなどに対する反応が、あごが上がっている分、一歩目の動作が若干遅れ苦しい形になりやすくなってしまいます。
中に向いているコート場合には、あごを意識的に引いてしっかり構える事で、対応すれば良いのですが、子供たちに、突然そんなアドバイスをしても返って混乱してしまう事もあり、伝え方が難しいのが厄介なところです。
実際、あごを引いてごらんとアドバイスした子は、素直にあごをひくのですが、あがってるのをひくので、問題の解決になりませんでした。引いた状態で最初から構えて欲しいから言ったのですが、あごが上がったまま構えて急いで引くという挙動になってしまったのです。これはダメだなと思って、素直に子供に謝りました。普通でいいやと。
似たようにコートチェンジで調子が変わる女の子には、この教訓を活かして、中に向かっているコートでは、ちょっとだけ後ろにポジション取ろう。これでクリアを打たれても大丈夫。スマッシュが浮きがちだから、カット気味のショットも使ってごらん。壁側に向かっているコートでは、どんどん好きなように元気に行こう。スマッシュも良くなってるし、頑張ってつないでいけば点が入るよ。と。
すると、壁に向かっているコートでは、より積極的なプレーが出て相手をどんどん追い込んでいきました。ファイナルセットで苦手とする中に向かうコートに戻ってきた時には、我慢をしっかり出来て点差を広げられないようになってきました。ファイナルのコートチェンジでは、元通り元気にプレーし見事勝利。根本的な問題点よりも、具体的なプレーのプランを示してあげた方が良い事がわかりました。
相手も同じようにコートチェンジの度に困惑しているのですから、それを逆利用して、こちらの展開プランを伝える。これで良いんだなと勉強になりました。あごをひいて構えどちらのコートでも強さを発揮できるのが理想ですが、子供にそこまで求めても理解も実現もできません。今目の前で、どういうラリーをしてくれるとうれしいのか?それを伝える事が吉と出るのだと思います。細かい事を言うのは練習のときで十分。
慣れない体育館での連戦でコートチェンジで激変する子供たちへの接し方が見えてきた。今日はそんなお話でした。長岡京の体育館もまったく未知の世界です。コートチェンジの度に、どういうドラマが起きるのかうちのジュニアの子だけでなく、他の強豪チームの子の試合をみてさらに対策を勉強してきたいなと思います。