2017/08/01 全国との単の差 バドミントンと若葉カップ

京都長岡京での若葉カップ本戦、初出場ながらも子供たち頑張ってくれました。ちびっ子軍団でありながらのベスト8は自信をもてる結果となりました。ベスト4をかけた戦いでも、負けはしたものの競り合いの中で負けたのですから誉められて良い結果なのかなと思います。

3泊4日の長い戦い、徐々に徐々に疲れとストレスが溜まり、一度、メンバー間での喧嘩も勃発したりもしました。それでも元々仲良しのメンバーはすぐにいつもの仲良し軍団に戻れました。ストレスを解放させてあげつつ集中力を切らさないサポート。この当たりも引率の課題になりました。

準々決勝で負け、みんなが落ち込んでいるなかで、「失敗してもいいさ!」とLINEスタンプが不在の監督から届き、子供一人一人にそれをみせて、子供たちも気持ちの切り替えがうまくでき、準決勝を珍しくしっかり観戦出来ました。来年こそはさらなる高みへとみんながみんな思いを強くできたのかなと思います。

私も観戦しながら、勢いだけではベスト4には残れない。確実に力不足も感じました。ダブルスは今の流れでも通用するが、圧倒的なシングルス力の差。これを痛感しました。全国大会でシングルスで個人でも勝てる子。この存在が不可欠です。若葉の団体戦は2複3単ですが、単の重みは数値以上に大きく感じました。

今回、東京都予選は4年生単を確実にとれるという事で、ダブルスに力を注げたわけですが、このたった1本の重みを来年はさらに感じるのではないかなと思います。単が取れなければ勝てない。ベスト4以上を目指すのであれば、単を2つ取れる計算が必要。ダブルスはほぼ実力通りの順当な結果になるが、シングルスは波乱が起きやすい。

実力が劣っていても団体戦という空気が、勝たせてしまう事も多いと感じました。シングルスを強くする。武器を育て、我慢する王道セオリーの徹底。そして粘りづよく、相手が嫌な気持ちを植え付ける体の柔軟性が必要だなと感じます。シングルスで勝っている子達は、体が柔らかく、特に股関節の可動域がうちの子達とは別次元でした。だからこそ足が伸びて、拾える。

この嫌な空気に我慢できずに、無理なショットで自滅。そして苦戦したり、負けたりする。大人と子供の差。シングルスではそれくらい大きな力の差を感じました。今のままではシングルスで全国で勝てるのは、相手が明らかに弱いときだけです。競り勝てるシングルスに育てていかないと今年以上の成績は厳しいなと思います。

全国の空気を味わい、シングルスでは明確な力の差を感じ、ダブルスには自信をもって良い。これが今のうちのジュニアの現状かなと思います。良いものを沢山見せてくれた子供たちに感謝しかありません。ほんとすごい子達です。

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