2017/09/04 小さくも大きな差 バドミントンとタッチスピード

関東予選が終わり、多くの子が今年も関東大会に進出しました。うちの息子たちのペアは関東へは届きませんでしたが、もう切り替えて元気に練習に意欲をもって取り組んでくれているので、かえって良い薬になったのかなと感じます。今のミス発生率のままでは上のステージで戦う時期では無かった。それだけなんだと思います。

最近では、スポーツアニメ黒子のバスケの影響で、「俺、バドでゾーンに入ったらどうなるんだろう。黒子みたいに消えるショット打ちたい。」とか変なことを言い出してはいますが、ポケモンばかりだった子がスポーツに対する面白さを感じ取ってくれはじめたので、精神的にもより活発な成長をしてくれるのかなと感じます。これからですので頑張ってもらいましょう。

息子の敗戦はさておき、結果以上に現実を突き付けられてしまった6年女子ペアの方が、個人的には気になっています。一時は、差をつめたかと思っていたのですが、その差はぐんと開いてしまっていました。ここから再起し、闘争本能が生まれてくれば良いのですが、本人たちが思っている以上に、力の差が脳裏に刻まれてしまったのではないかと感じます。

明らかなタッチスピードの差、嫌な事を徹底できる図太さと、うちの6年女子ペアに足りないと感じていたものが目の前に大きな壁となって現われてしまったのです。半歩前でとれるのに溜めて打つ。コンパクトにスイングすれば相手の準備が間に合わないのに、溜めて打つ。相手からのリターンは予測よりシャトル1個分早く返ってくるので差し込まれコントロールしきれない。

嫌な顔をしてサーブレシーブで構えれば、低く早い嫌なロングサーブをラウンド側に打ち込まれ、試合をコントロールされ続ける。徐々に徐々にタッチの差が頭に刻まれ、相手のタッチスピードに合わせ、溜めるべきところでも溜めきれず焦って振りに入り、スマッシュをネットにかける。自分たちのプレーリズムに持ち込めないまま多くのラリーが行われ敗戦。

技術力では差はそれほど感じませんでたが、たった15度分のタッチスピードの差が、悪循環を生んでいたように感じました。正直、タッチスピードの事はいままでそれほど伝えて無かったので、彼女たちには申し訳ないのですが、今回の敗戦のなんかうまくいかないという違和感部分の正体はしっかり意識してもらいたいなと思います。

昨年の6年男子たちが、シングルスでは競れるのに、ダブルスになったとたんなぜ勝てないのか?と疑問をもった時に、さらっと言った一言もまたこれでした。「タッチスピードが違うからね。」6年生にもなるとタッチスピードもあげていかないと厳しい戦いになるんですね。小学生のレベルが、ダブルスでも高くなってきているのに驚きを隠せません。

まぁ、でも出来ない子たちじゃないので、やってもらうしかありません。まずは関東までに15度分からです。30度まで行ければ今の差は冬までに逆転できるでしょう。がんばれ6年生。最後の1年。

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